もう5年以上もうちの仕事を手伝ってくれているKさんと、先日初めて電話で話しました。
ネットが発達した現代、もう仕事仲間がどこに住んでいようと関係ないですよね。地球の反対に住むKさんとはメールやラインでやり取りし、気が付いたら生声を拝聴せぬまま5年以上経っていました!
仕事仲間って特別な存在です。一緒に仕事をすると人柄が顕著に分かるので、むしろ普通の友達よりも信頼を感じて、大好きになることが多いと思いませんか。
Kさんは翻訳担当者です。実は翻訳された日本語というのは、結構、意味が取りにくくなるケースが多いのですが、彼女の翻訳はとても分かりやすいのが特徴。
でも、こういう訳文に仕上げるには、まるで白鳥のように水面下で、英語の勉強や調べ物などの努力が必要です。「自分が分からないような文章だと、読み手も分からないだろうって思うんです」とKさん。
これは当たり前のようで、実はプロのライターでも気付かない人がいる視点です。
自称「だみ声」(笑)、いやハスキーな声でさばさばとした感じのSさんですが、そのハートはとても優しく繊細であることが、彼女の仕事ぶりからひしひしと伝わってきます。
私たちは単語たった一つに何時間も悩んで、デスクの前を立ち上がって行ったり来たり。夜中に急に思い付いてベッドから出てメモを取ったり。――「仕事をしている時は苦しい…でも一番楽しい時かも」というKさん、分かる分かる、きゃー♥ ――「言葉オタク」」同士で会話する幸せよ…。
私たちの作った制作物を読んでいる間だけでも、読者さんが忙しい日常を忘れて、リフレッシュして、できたら記事に触発されて新しい経験の扉を開いてほしいなあと思いながら、今日も苦しく楽しい作業は続きます。
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