豆腐製造機で豆乳
Oct
14
義母が小さな豆腐製造機を買ってくれました。
現在80代半ばの義母は今も化粧をするとハッとするほど美しく、若い頃の写真を見ると、まるでモデルのようです。そんな彼女はたった一人でアメリカに渡って来た移民1世。アメリカで子供5人を育て上げ、さらにたくさんの親戚の移民スポンサーとなりました。今、アメリカで、彼女1人を起点とした一族が数百人規模になっています。
とても強く聡明な義母は、常に困っている人を助け(ホームレスを家に住まわせたり、自分の家賃のお金を全て困っている人にあげてしまったり…)、偉ぶることもなく、いつも私の味方になってくれます。
先週、家を訪ねると「This is for you, Ru!」。指差す先にあったのは写真の新品の機械でした。豆腐と言えば日本、あの子が好きに違いないと思ってくれたのでしょう。
とはいえ豆腐作りは敷居が高いので、まずは説明書の一番最初にある基礎的な豆乳を作ってみました――それが簡単過ぎてびっくり。水に浸しておいた大豆と水を機械の中に入れて15分待つだけで、もうホカホカの豆乳が出来上がりました。
味の感想は「豆豆しい」。アメリカのスーパーで売られている豆乳は「無糖」でも変に甘いのに(多分何か入っている)、この自家製豆乳の味はただひたすら「豆!」――おいしい♡
義母に出来上がった写真を送ると「豆腐も簡単だからやってみなさい」。でもちょっと勇気がいりますね。まずは豆乳ばかり作ってみることにします。
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猪股るー:広告&翻訳代理店「Ru Communications有限会社」代表。広告代理店のコピーライターを経て、『るるぶ』『三都物語』などの編集者、女性向け情報誌『アヴァンティ』副編集長に。著書に日本植民地時代を生きた台湾のお年寄りを取材した『愛する日本の孫たちへ』(桜の花出版)、韓国で発売された日本語教材『チョロムンイルボノロマルハジャ(今時の日本語で話そう)』(サラミン出版)などがある。現在はアメリカ在住。
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