ドギーベッドを噛み散らかすフォスター犬・雨さん。この他、庭の植物、リモコンなど、被害続出。
昨日、犬連れで雨さんを見に来てくださった里親希望者さんとの地獄絵図的面会について書きましたが、私はすっかり自信喪失してしまいました。犬の問題行動はほぼ100%、飼い主の問題です。雨が他の犬に飛び掛かったのも「弱いリーダーの私」を守ろうとしたからであり、私がリーダーとして雨を安心させ、私のコマンドに従うことが最も安全だと認識させられていれば、雨は落ち着いていたはずです。
これで雨の選択肢は減りました。「他のペットがいない家庭」と指定しなければなりません。他のペットに噛みついて危害を与えた場合、最悪、雨は安楽死させられる可能性もあります。私の訓練能力の不足が雨の選択肢を狭めてしまった…。そう思っていた時、携帯メッセージの着信音が鳴りました。「雨に興味があります。私は猫を飼っているんですが…」。
ダメでしょ……。
私もまだ頭が混乱していたのもあり、恥ずかしながら雨の大暴れぶりをその方に、正直に思いっきり、包み隠さず話しました。どうせお断りのケースでです。「なので、はい、雨は猫ちゃんのいるお宅ではダメかと。お問い合わせありがとうございました」。
ところが、その女性は引きません。「大丈夫。私はもっとひどい獰猛な、それも超大型犬を飼ったことがあります。でも数カ月で犬は落ち着き、先住猫を仲間だと認識しました」――「もっとひどい獰猛な、超大型犬!」。
さらに女性は言いつのります。「私はリタイアして時間がたっぷりあるので、雨をしつける余裕があります」。加えて「私はアリゾナ州の牧場で育ちました。動物の訓練は私が幼少期から学んだことです」。
2時間後、その里親希望者さん――リンダが我が家の庭に座っていました。
しかしまた雨さん、また大興奮。リンダにジャンプして飛びつき、喜んでいるんだか怒っているんだかなんだかよく分からない興奮顔をして、一時もじっとせず、リンダの手をガフガフ甘噛みしたりして、「お行儀の悪い犬」ぶりを発揮したのです。
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