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シェルターでナンパされて

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たくさんの人の手を経て、シアト... たくさんの人の手を経て、シアトルに向かったティリーちゃん
 
亡くなった愛犬バクスターへの恩返しとして始めた、公営シェルターのボランティア。シェルターでパニックになっている犬を自宅に緊急ステイさせるというもので、自分で勝手に「バクスター活動」と名付けています。こちらが現在、ラスベガスで一時避難を必要としている動物のリストです。
 
1月は既に3匹の犬を預かりましたが、その1匹目を公営シェルターに引き取りに行った時、駐車場で白人女性に声をかけられました。「ラッキードッグね!アダプトしたんだ?」。「いや、フォスターのボランティアです」、そう答えると、「私たちのレスキューもフォスターを探しているの。電話番号を聞いてもいい?」。
 
その女性がケージ入りの犬を3匹も車に乗せて、誰かを待っていた様子だったことから、詐欺師ではない(笑)と判断。電話番号を教えると、その一週間後、シアトルのレスキュー団体から連絡があり、面接、家や庭のチェックを受け、私も彼女の仲間となったのでした。
 
このレスキュー団体はパグという犬種を専門としています。パグを専門とし、ラスベガス他、全米からパグをシアトル本部に集めることでパグ好きの注目を集め、アダプション率のアップに繋げているようです。
 
実際にこのグループに仲間入りして気付いたのは、一匹の犬を助けるために、何人もの人が携わっていることでした。公営シェルターをチェックする人、アダプトの手続きをする人、フォスターとして自宅で短期間世話する人(←私)、その後、飛行機で犬をシアトルまで運ぶ人(サウスウエスト航空が無償で協力)、現地で世話する人。それぞれ一銭のお金も受け取りません。
 
病気の犬も寄付金で治療。死ぬ間際の犬でも、このレスキュー団体は引き取ります。
 
一匹の犬を助けるために、随時10人ほどのグループチャットが作られます。あなたが行けないなら、他に行ける人、いませんか?などなど、会話のテンポも早く、ただ一人外国人の私(なぜか全員白人)にももちろん容赦なし(笑)。さらに毎週のように誰か新しい人が家に来たり、私が行ったりして、コミュニケーションを取らねばなりません。誰も押す人のいなかった我が家のスマートドアベル「Ring」は、今年になって押されまくってます。前述したように全員白人のグループですが、動物のために何かをしたいという同じ目的の人々なので壁は感じません。
 
シェルターの駐車場であの女性(パメラさん)に話し掛けられた日、私は夫に言いました。「アメリカでの私の小さな世界が、今日を境に広がっていく気がするの」。そしてそれが今、現実になっています。
 
バクスター、ありがとう。
#アメリカ在住ライター

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