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レスキューの先輩女性、ジェーン

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お金持ちの方からの申し出で、プ... お金持ちの方からの申し出で、プライベートジェット機でみなしご犬をラスベガスからシアトルに運ぶ日(私自身は縁のない笑、プライベートジェット機専用の飛行場にて)
 
 
ジェーンというレスキュー仲間の先輩がいます。もうリタイアしたシニアの白人女性で、趣味はハーレーダビッドソンでのツーリング。両手と背中にびっしりタトゥーが入っています。若い頃はどんだけとんがってたんでしょ?! 
 
でもこのジェーンからはいつも、特に口数が多いわけではないのに、どこかにじみ出るような優しさが伝わってきます。私はフォスター(家で短期間預かること)はできるけれど、昼間は仕事で犬のピックアップなどには行けません。それでジェーンがよく我が家への犬の送り届けを買ってでてくれて、いつも一言、声をかけてくれます。
 
(犬がシアトルに去る時、泣いている私を見て)「泣いたらダメだよ。きっと良い未来が待ってるんだから」
 
(犬をドロップオフする時)「あなたもいつかは犬を飼わなきゃね。この子があなたの家の子になるかもね笑!」
 
(全部の犬をシアトルに送る日、各フォスター宅をまわって10頭近い犬をピックアップするために一日中運転しなきゃいけないジェーンに向かって、「大変過ぎない!?」と聞いた時)「私は大丈夫!犬がかわいそうだから!」
 
(来年、春は忙しくてボランティアができないかもと言った私に、不安そうに)「今年、あと数匹はがんばってくれるよね・・?」
 
なぜでしょうね。全てさりげない言葉なのに優しく感じるのは。時々、そういう人がいます。ああ、私が彼女を大好きだからかもしれません。
 
 
 
 
#アメリカ在住ライター

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