リセット

明日帰る予定でしたが私はあえて今日帰ることにしました、自分の為です。明日帰ったら一日休んでその次に学校に行かなければならない、私はそれがちょっと怖かった。実家に馴れていざ札幌に帰ると支障があるかもしれないので私はあえて早く帰り札幌での暮らしを馴れようとしました。そんなこと朝には考えていなかったけど昼食を食べているとこのままではいけないと思い食べた後すぐ片づけて私は家を飛び出しました。悲しくも悔しくもないけど私は帰らなきゃいけない、勉強するために札幌に行かなくてはならない、これが自分の悩みだったりする、実家から離れないといけないから。一人暮らしになってまた一人になってしまいました、私はまた明日から誰もいない部屋で一人で暮らします、泣けません。久し振りに外に出て母親に見送られて帰ったけど外に出た瞬間家にいた時は何故か涙が出て仕方なかったけど止まった、こんなものかと自分は思ったよ。外の世界に出て自由になったけど虚しさがこみあげてくるしバスに乗って札幌に帰っていた時無気力感が自分を襲った、もう何も出来ないと言うか何もしたくない・・・札幌に着いた時に電車に乗っていた時も無気力、人にぶつかっても無気力。だけど違った、自分はこんなんじゃない。札幌で住んでいた自分の部屋の鍵を開けたら・・・そこには自分の住んでいた形があった、無造作に置いてあるフィギュア、ハンガーにかかっているシャツ、使っていたパソコン、等身大の綾波。・・・これを見た時札幌で住んでいた時の自分が戻ったように思えた、冷蔵庫の中身を憶えているし戸棚に何が入っているかも憶えている。ここも自分の家だったんだな・・・実家だけじゃあない・・・無気力が戻った。私は持ってきた荷物をまとめた、ついでに自分の心もまとめた。ただいま自分、ただいま母さん・・・私はここにいるよ

明日からまた世界は動く。その一人の私が生きている。意味があって生きているの？何でこんなことしているの？何処に帰りたいの？帰る場所なんて・・・何処にもないのに・・・