写真(上)は増水で今にも沈みそうな『佐田の沈下橋です。河口から凡そ15Km、一番川下にある一番大きな橋です。
写真(下)は増水して橋が沈んだ状態です。写真の左上四分の一ほどの部分に、波立っている所がありますが、そこが橋が沈んでいる所です。
上下の写真の右手前に大きな柳の木がありますが、その根元を見れば水位がよく判ります。 四万十川には支流を含め凡そ40の沈下橋があります。
沈下橋は土手からかなり低い所に架かっています。
これは終戦間もない頃、物資不足で大きな橋が架けられず、低く、小さな橋を架けたと言う事です。 四万十川の水量が少ない時は、水面に出て渡る事が出来ます。でも欄干はありません。大雨で水嵩が増し濁流の下に呑まれても、欄干が無ければ壊れる事もありません。
大雨が降れば晴耕雨読自然に逆らわず水が退くのを待つ、と言う自然と共存が当たり前だったのでしょう。
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