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146. あいまいな関係がいい

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146. あいまいな関係がいい
2011年のノーベル賞生理学医学賞は、10月初旬、
二人の免疫学研究者が受賞されました。

実は、この免疫が不育症、着床障害に
大いに関係しているのです。

免疫って、わかりやすく言えば、
自分と自分以外を区別して、
自分以外のものに攻撃をしかける
仕組みのことなんです。


赤ちゃんの細胞は、
お母さんから見れば、自分以外ですよね。
でも正常妊娠では、
お母さんは赤ちゃんを攻撃しません。
なぜならば
そこには免疫的な 「からくり」 があるからです。

その 「からくり」 のひとつが、
赤ちゃんの細胞は、
半分は旦那さんですが、半分は自分という事実です。
ですから、赤ちゃんの細胞は
自分以外ですが、
よく似ているのです。

この
あいまいさが、重要なんですよ。


ところが、たとえば、
あなたが
精神的にピリピリしていれば、
攻撃する免疫細胞(NK細胞など)が強くなり、
赤ちゃんとの関係が
あいまいな関係ではなくなってしまうのです。
つまり、攻撃してしまうのです。


私は、精神・免疫のアンバランスが、
不育症、着床障害の大きな原因のひとつと考えています。

ですから、その治療としては、
精神的な面と免疫的な面の両面を
同時に行うべきと確信しています。


お母さんと赤ちゃんの関係は
「あいまいな関係がいい」 
のです。


ピリピリせずに、
運命を受け入れて、
身を任せてください。


流産や移植不成功を
過度に恐がらないで。


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