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- 243. そもそも「妊娠した」って、どういうこと?
そもそも「妊娠した」って、
どういう状態のことでしょうか。
生物学的には、
体内で、精子と卵子が出会って、
受精卵ができたら、妊娠なのです。
ところが、
ヒトに限っては、
体外受精・胚移植が行われていますから、
受精卵ができたらでは、ちょっと混乱します。
そこで、
医学会の決まりとして、
「その受精卵が子宮内膜内へ着床したら、妊娠した」
と、いうことにしたのです。
自然妊娠においては、
排卵した卵子が、
その日に、
卵管で、精子と出会い(受精卵ができる)、
出会ってから約6日目に、
受精卵(胚盤胞)が、
子宮内膜内へ侵入開始(着床開始)し、
出会ってから約11日目(予定生理の約4日前)に、
完全に埋没(着床完了)します。
埋没した胎盤になる細胞から出るホルモン(HCG)を、
妊娠検査薬で測定しているのです。
ですから、
感度が良ければ、
予定生理日の2~3日前に、
妊娠検査薬で、
HCGというホルモンが測定可能なのです。
尿中のHCGが、25単位以上あれば、
陽性と判断されるのです。
陽性ならば、
着床完了した状態と考えられますので、
ほぼ妊娠した
と、考えられるのです。
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