ご夫婦あるいは流産物の染色体検査は、
臨床的には、非常に重要です。
染色体の異常とは、
23対の染色体の数の異常と、構造の異常のことです。
染色体とは、細胞の核のなかにあって、
遺伝子の塊でもあります。
最近の遺伝医学の進歩により、
ヒトの染色体上には
約2万余の遺伝子があることがわかり、
病気の原因としての遺伝子の異常が
少しずつ解明されてきています。
一方で、最新の研究結果からは、
すべての人が、
平均して50以上の遺伝子に異常があるそうです。
そして、
その異常が病気につながるとはかぎらないのです。
ひとつの結論として、
遺伝子検査がすべて正常な人はいないのですから、
必要以上に検査結果に振り回されないようにしましょう。
気にしすぎると、
それがストレスとなり、
精神面から
原因因子を作ってしまうからです。
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