298. 「不育症」の3人に1人が「不妊症」
Jul
31
「不育症」と「不妊症」の両方に悩まされている
患者さんが多くなってきています。
楠桂さんの 「不育症戦記」 の本のなかで、
私がコラムとして解説した2010年ごろは、
「不育症」の4人に1人が「不妊症」
の治療を受けていましたが、
2012年ごろからは、
「不育症」の3人に1人が「不妊症」
の治療としての体外受精・胚移植を受けています。
今まで自然に妊娠できていたご夫婦が
「不育症」という強いストレスによって、
妊娠することも困難になってきているのです。
この場合、
1日も早く妊娠・出産したいという気持ちにより、
体外受精・胚移植を考えられる方が多いのですが、
自然妊娠が最良ですから、
できれば、たとえ3~6か月間であっても、
流産した赤ちゃんの供養をしながら、
お互いをいたわりあい、
まずは一呼吸 置かれると良いと思います。
ご夫婦の人生のなかで
無駄な時間はありませんから。