589.体外受精による妊娠の不育症
Dec
24
流産も2回以上ある不育症の方は、
年々増えています。
体外受精・胚移植の治療は
妊娠がゴールではありません。
妊娠しても、流産する方は
少なくないのです。
当院受診された患者様の
10年間の統計では、
流産2回以上経験した
不育症の方(4223人)の
約6人に1人が
体外受精・胚移植も
3回以上経験しており、
体外受精・胚移植の
不成功を3回以上
経験した方(1888人)の
約3人に1人が
流産も2回以上
経験していました。
当院は
不育症の治療と
着床障害の治療を
専門としていますので、
体外受精でやっと妊娠できたのに、
さらに
流産という苦難を経験された方が
多く受診されているのです。
繰り返す体外不成功と、
繰り返す流産を
経験されている方は、
卵の原因以外に、
子宮内環境の原因として、
同種免疫異常と
生殖ストレス
の両面を持っている割合が
非常に多いようです。