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- 759. 子宮内膜症、子宮腺筋症、慢性子宮内膜炎は病的な炎症
正常な生理周期の子宮内膜の状態は
「生理的な炎症過程」 でもあります。
「炎症」 の基本的な検査は、
白血球の数です。
正常な女性の子宮内膜中の白血球数は、
排卵前と排卵数日後までは、
内膜細胞の10%弱ですが、
排卵後1週間頃より劇的に増加して、
妊娠初期には、
内膜細胞の約30%が
白血球細胞になっています。
子宮内膜症、子宮腺筋症、慢性子宮内膜炎は
病的な子宮内膜の炎症状態ですので、
白血球という免疫細胞が放出する
炎症性の物質を検査して
それが異常に増加していたら、
それを正常化することが、
不育症、着床障害の治療
になるのです。
なお、細菌感染は炎症の原因の
一部にすぎません。
ブログNo.487「妊娠子宮には白血球がいっぱい」
も参照してみてください。
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