３．胎児のライフライン

　　「くりかえし流産を経験して、人格が変わりました」
　　「お盆やお正月にみんなで集まることが恐怖です」

と涙ながらに訴えていた患者さんがみえました。
それほど精神的に追いつめられていたのです。

　　一刻も早く妊娠したい、過去の流産を忘れたい、
早く普通の結婚女性に追いつきたい、
しかし妊娠することが怖い。

　　妊娠反応が陽性になった直後は喜びを感じますが、
その直後から、お腹が張るように重い、チクチク痛い、
などの軽い症状を感じていませんでしたか。

　　妊娠のごく初期の場合、子宮の収縮はほとんどないと思います。
違和感の原因は交感神経系の過剰な緊張によるものかもしれません。
これは危険なサインです。
　　過剰なアドレナリン分泌により、
子宮内の　「らせん動脈」　が収縮してしまうと考えられるからです。
　　子宮内の　「らせん動脈」　は、
胎児にとって正に　「ライフライン」　「生命線」　なのですから。

青木先生、お久しぶりです。
以前お世話になったものです。
先生のブログを発見してとても嬉しくなりました。

さらに、今回の記事を読んで
「あぁ。やっぱり青木先生。精神的な面での理解、そして精神的サポートは素晴らしかったな。」と
当時の自分を思い出しました。

これからも、沢山の不育症患者さんの「ひかり」となってください。
そして、ますますのご活躍とご健康を祈っています。

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ドクター青木の不育症・着床障害ブログ

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