43. 悲嘆のプロセス:その1、「パニック」
Aug
4
予想外にも、また繰り返して「流産です」と言われたとき、
「パニック」
になりませんでしたか。
たぶん、そのときは、瞬間的に頭の中が真っ白
になっていたと思います。
すぐには感情表現すらできなかったのではないでしょうか。
感情が一時的に麻痺してしまったのです。
実際、ほとんどの場合、超音波検査で、
赤ちゃんの生死、あるいは正常妊娠の有無が、
まるでロシアン・ルーレットのように、
残酷なぐらいはっきりと、突きつけられます。
流産を宣告されたとき、
すぐに泣き崩れる心理状態ならば、まだいいのです。
本当にきつい場合は、ショックのあまり、
一見、冷静で淡々と、第三者的に対処されます。
たぶん、自分自身の人格までも壊れないように、
感情麻痺、現実逃避
が一時的に起こっているのではないかと思われます。
この感情のプロセスは、無理に変えることなく、
ある程度の時間と、
周囲の深い理解がぜひとも必要です。
Posted at 2009-08-06 00:09
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