昨今の女性の社会的進出はめざましいばかりです。
いろいろな分野で、競争社会に勝ち抜き、活躍されています。
仕事も、家事も、結婚も、
計画的に、几帳面に、こなされる女性は多いことと思います。
体力的にも活動的であり、精神面でもタフであり、
自尊感情が強く、それでいて、女性らしさも失わず、
まるで、
スーパーウーマンのように感じます。
不育症患者さんにおいて、
免疫細胞のナチュラルキラー(NK)細胞活性と心理的因子との
関係を研究したことがあります。
2000年にアメリカ生殖免疫学会誌に発表しました。
その結果は、まさしく、
スーパーウーマンのような女性は
NK細胞活性が高く、
流産しやすい可能性を示唆したものでした。
私は、勝手に、
「 いわゆるスーパーウーマン症候群のひとつの症状が
流産しやすい子宮内の免疫環境 」
ではないかと考えています。
その論文の考察にも書いてありますが、
女性が極度に
「個」 を高めすぎると、
「種」 の保存としての 「生殖」 に不利になってしまう
のではないのかと考えています。
考えすぎかもしれませんが、
もしそうならば、
不育症はある意味で、文明病の一つかもしれません。
ストレス病のひとつとも考えられますが。
適度に息抜きする、
ときどきいい加減に生きてみる、
8割の達成感で満足する、
赤ちゃんは神様からの贈りものだから
焦らずに待つ、
人にはそれぞれ決められた運命がある、
と、いうように、
不育症の治療としては、
スーパーウーマンのような生き方を
一時的に、
凍結されることをお勧めしています。
Let it be.
ですよ。
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Posted at 2009-12-17 04:30
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