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- 69. 日本初の不育症コミック「不育症戦記」が完結しました
漫画家、楠 桂さんが自分の体験を元に描く、
日本で初めての不育症コミック「不育症戦記」は、
まんが雑誌、月刊オフィスユー2月号(2009年12月22日発売)
にて、完結しました。
21ヶ月間にも及ぶ大作です。
私自身が毎月はらはらドキドキしながら、愛読していました。
私自身が知らなかった現実がいっぱい描かれており、
現在の診療に大変参考になっています。
私たち医療者側からの医学的な解説書はよくあります。
医師、研究者、心理士からの解説書は、
不育症という状態を客観的に解説していますが、
不育症となってしまった人について、
どれだけ深く知っているのか疑問が残ります。
不育症患者さんの手記には、説得力があります。
ただ、苦しかった日々の詳細までは
なかなか触れられていませんでした。
楠 桂さんという感性のするどい女性だからこそ、
これほどリアルに不育症の現実を
漫画というわかりやすい表現方法を使って、
描くことができたのだと思います。
2010年の春ごろには、
単行本として発売になる予定と聞いています。
ぜひ、不育症で悩んでいる人、
不育症にかかわっている医療関係者の人、
不育症に関心のある人、
また、流産を経験された人、
これから妊娠されようとしている人に、
読んでいただきたいと思います。
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