77. 人は大なり小なり多重人格
Feb
24
学生時代の楽しかった頃の自分、
美味しいものを食べているときの自分、
好きなことをしているときの自分
と、
流産を繰り返した自分、
周囲からの視線、うわさにおびえている自分、
素直にはなれない自分、
妊婦さんに嫉妬心をもつ自分、
自信をなくしている自分
の内面は、
かなり違っていると思います。
人は、
順調なときと失敗したとき、
楽しいときと苦しいとき、
それぞれの環境で、
大なり小なり
人格、人間性までも変えるものではないでしょうか。
高度な知能を持つ
生物としての人間は、
人格までも変えていると思います。
もともと、
人は大なり小なり多重人格であると思います。
ですから、
やることがないと不安でたまらないあなた、
いつもイライラして何か攻撃的なあなた、
そんな自分をいやでたまらないあなた、
時には、情けなくて自分を責めているあなた、
今のつらくて不安な状況下では、
そんな心の反応が
普通であると思います。
人生、苦あれば楽もあり。
平均的、標準的な人生が
幸せな人生であるということではないのです。
幸せの尺度は、自分の心が決めるのです。
自分の足で歩けて、
自分で食事をとれて、
体には痛みがなく、
普通に呼吸ができていれば、
それが、
生きるうえで
最も幸せなことだと思います。