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320. 妊娠初期、赤ちゃんから見て、してほしいこと

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320. 妊娠初期、赤ちゃんか...
「疑わないで」!!


今、良いのか悪いのか、疑わないで。。。

心配で、心配で、どうしても気になってしまい、
検査値や、超音波写真をネットで比較してしまう方、
どこか悪い兆候がないかどうか調べてしまう方、
気になるサインがあったら、過剰に反応してしまう方、
先読みされる方、

それは、赤ちゃんの発育を疑っていることにもなります。
赤ちゃんの発育には何の得もありません。
かえって、損していることが多いのです。

ご自身が気になることを見つけても、
多くの場合、その時点で役に立つことはなく、
不安(予期不安)を大きくするだけで、
かえって、
赤ちゃんから見て不利になってしまうのです。

あなたの過剰な緊張状態と悲観的な考えが、
子宮内の毛細血管を細くしてしまい、
赤ちゃんへの虚血が起こるからです。


妊娠されたら、もう、まな板の鯉です。
今までがんばってきたのですから、
赤ちゃんの生命力を信じて、

すべてを受け入れてみましょう。。
#ブログ #妊娠初期の注意点

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319.「ごく初期の不育症」と「不育症」の違いは

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319.「ごく初期の不育症」と...
同じ不育症ですから
卵(染色体異常)と子宮内環境の原因によることは
同じですが、

その違いには、3つあります。

1つ目は失う時期の違いです。
 (ごく初期の不育症では予定生理日前後までに失う!)

2つ目は子宮内環境の原因の出現率の違いです。
 (ごく初期では生殖免疫系の原因が多い!?)

3つ目は卵の染色体異常(運命)の発生率の違いです。
 (ごく初期では卵の異常の原因が70%前後!?)

#ごく初期の不育症 #ブログ

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318.「着床障害」とは「ごく初期の不育症」です 

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318.「着床障害」とは「ごく...
卵(良好胚)を何回も子宮に戻しているのに、
なぜ育たないのでしょうか?

胎のう(赤ちゃんの入る袋)が見えるまでは
(2回以上)育っていれば、それは 「不育症」 です。

妊娠反応が出る前、あるいは胎のうが見える前に
流れてしまっていれば、
それは 「ごく初期の不育症」 と言えます。


「着床障害」とは 「ごく初期の不育症」 なのです。
#ごく初期の不育症 #ブログ

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317. 切ない記憶

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317. 切ない記憶 317. 切ない記憶
秋深くなる季節、
空は高く澄んできて、
風の声が聞こえだし、
何か 切なくなるような・・・。

自分の今までの出来事が脳裏に浮かび、
胸がしめつけられるようです。

亡くした人、
離ればなれになった人、
何か 人恋しい季節です。

#ブログ

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316. 原則、最初に夫婦の染色体検査はしません

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316. 原則、最初に夫婦の染...
夫婦の染色体検査は勧めていません。

その理由は、主に、
1)費用が高いこと(夫婦で約5万円)。
2)異常があっても治療できないこと。
3)異常があっても流産率は最大約50%であること。
です。


仮に、流産されたなら、
流産内容物の染色体検査をすれば、
その結果が異常であったとき、
偶然的な異常なのか、
ご夫婦から遺伝した異常なのかが、ほぼわかるのです。

ご夫婦からの遺伝による可能性が高いとわかったとき、
そのとき、ご希望があれば、
ご夫婦の染色体検査をしたほうが効率的ですよ。


妊娠前からの過剰なストレスを避けるためにも
良いように思います。


ブログNo.176を参照してください。

#ブログ

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314. 第9回、「青クリの会」講演会のご案内

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314. 第9回、「青クリの会...
当院受診の不育症患者さんについて、
平成21年5月より平成22年4月に初診で受診した
462人中83人(18%)が
体外受精を受けていたのに対し、
平成24年5月より平成25年4月では
503人中156人(31%)が
体外受精を受けていました。

「不育症」という苦しみだけではなく、
「不妊症」という二重の苦しみを背負われている方が
増えてきているのです。


その中には、もともと自然妊娠できるのに、

早く妊娠したいから体外受精を、
また、
流産を減らせるという誤解から体外受精を、
さらに、
過剰な生殖ストレスから、
「子作りのためだけの夫婦生活」 になってしまい、
かえって妊娠できなくなり体外受精を、

選択されている方が増えてきているように思われます。


そのような方のためにも、
今年11月2日(日曜日)の第9回青クリの会では、
私の講演である
「不育症・着床障害における心身両面からの
原因と治療」 において、
心身両面からのアプローチが
いかに大切かをお話しします。

また、
「妊娠力を高める体外受精以外の医学的アプローチ」
について、
(元)名古屋大学産婦人科助教授で、
(元)名城病院産婦人科部長でもある
まさはしレディスクリニック院長の正橋先生に
ご講演していただきます。

「不育症」「着床障害」と「不妊症」の密接な関係を、
ふたつの講演を通して、
より深く理解していただきたいと思っています。

#ブログ

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312. 妊娠(移植)すると、すぐにつわり?

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312. 妊娠(移植)すると、...
妊娠(移植)すると、すぐに
つわりのような症状が現れる方がいます。

気持ちが悪い、むかむかするというような症状です。

この場合の多くは、つわりではなく、
ストレスによるパニック障害によるものと思われます。

妊娠を意識したために緊張して
パニック様症状がでていると考えられます。

ときに、動悸や息苦しさ、めまい、
流産への恐怖心が現れることもあります。


こんなときは、まず落ち着いて、
深呼吸、深呼吸です。
そして、お水をたくさん、飲んでみて。

大丈夫、大丈夫と呪文をかけるように、
赤ちゃんの生命力を信じてみましょう。
#ブログ

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311. 治療先行で検査は必要ない??

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311. 治療先行で検査は必要...
「不育症の場合、結局、
治療法はアスピリンか、ヘパリン治療ならば、
検査しなくても良いのではないですか? 」

と、いうようなご質問をときどき受けています。

そのように考える根拠は、
まず、中心的な治療法がアスピリンとヘパリン治療
しか提示されていないからだと思います。
また、検査項目だけは多くて検査費用が高い
からだと思います。


どんな治療にも、危険性がありますので、
危険性より有効性が高いと判断されたときのみに
行うべきです。


不育症、着床障害の治療法として、当院では、
アスピリン、ヘパリン治療以外に、
プロラクチン調節治療、
積極的甲状腺機能調節治療、
ピシバニール免疫治療、
支持的精神(薬物)療法
ステロイド治療(経口、子宮内注入)、
TGF-beta1抑制治療などを
必要により組み合わせて行っています。
#ブログ

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310. 妊娠初期に夫ができること

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310. 妊娠初期に夫ができる...
仕切らない、指図しないこと。
お腹の中の子供のためではなく、
妊娠されている妻のために、気を使うこと。
あわてない、騒がない、無理してでも落ち着いて。

不安でいっぱいの妻のため、
縁の下の力持ち、大黒柱として、
やさしく寄り添っていてあげて。

心からのやさしい言葉、
やさしい行動が、一番の励みです。


妻にこれ以上辛い思いをさせたくない、
その気持ちはよくわかります。

妻を信じて、お腹の中の赤ちゃんを信じて、
やさしい夫でいてあげて。

#ブログ

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308.不育症と着床障害の検査は健康診断の検査と同じ

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308.不育症と着床障害の検査...
すべて予防医療なのです。
将来、流産しないように、妊娠維持できるように、
そして、症状はなくても病気がないかどうか、
を調べるための検査です。

予防医療は原則、保険がききません。
3回以上流産したら「習慣流産」と言いますが、
その時だけ、子宮卵管造影検査と、
自己抗体の一部のみが保険で検査できるのです。
残りの一部の検査は、適応病名(疑い病名)があれば、
それは保険で検査できますが。

このことが、一般の病院、クリニックで
2回連続流産された時点では、
なかなか検査してくれない要因のひとつ
に、なっていると思います。


保険でできる検査、自費の検査、メンタルの分析検査、
と、ありますが、どこまで検査するかは、
ご夫婦で決めることなのです。

#ブログ

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