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まぁ、本当に、こいつは辛い。
開発者はキッチン南海の常連さんだろか。
永らくレトルトのカレーで、まともに食せる物は「ハウス カレーマルシェ<中辛>」をアドオンして「ボンディ 欧風カレー」に仕上げるレシピしかなかった。このレシピにて、ほぼ完ぺきに「ボンディ」のカレーは再現できるのだが、悲しい事に「辛くない」。そう、「バター」「コーヒーフレッシュ」による甘口「欧風カレー」のコピーレシピだからである。
だが、先日、試しに買ってみたレトルトカレーで、ついに「激辛カレー」のアドオンレシピを手に入れた。この「激辛アドオンカレー」には、以下の2製品が必須である。
1.ジョロキア デスソース
言わずと知れたブートジョロキアのチリソースである。
2.明治 男の極旨黒カレー
レトルト、一人前約250円。
何故、この2製品であるかと言うと、まずデスソースの代わりにタバスコなどの普及品のチリソースでは辛味が足りず、量を入れると「酢」の味が出過ぎてバランスを崩すから。つまり、「激辛カレー」にするにはデスソース級の「瞬発力」が必要なのだ。
そして、その「瞬発力」を受け止めるには男の極旨黒カレーくらいの思い切った個性が必要になる。ボンやククレにデスソースを入れても辛いだけで旨くない。男の極旨黒カレーは「マカ」を調合しているらしいが、焦がしニンニクによる濃厚味付けがデスソースを受け止められるのだ。今までのレトルトカレー、ルーカレーでは出来なかった。
さて、レシピは単純。
1.折角なので「具」を増す。辛いカレーだから、しっかりした味の肉類がオススメ。豚バラの煮込みがベストだが、圧力鍋でも作るとなると手間。手軽なところでは「ベーコンブロック」が使える。
2.ベーコンブロックをラップに包み電子レンジで適当に加熱する。目的はブロックの内部の脂を緩くする事なので加熱し過ぎには注意。
3.チンしたら「ブロック」って感じが残るサイズでカットし、フライパンで各面に焦げ目がつくまで焼く。
4.男の極旨黒カレーを鍋にあけ、炒めたベーコンブロックを入れる。ちなみに、カレーは「必ず煮立たせ」なければいけない。レトルトだからと、湯煎や電子レンジでの加熱で済ましてはカレーの旨味が、まったく出てこない。これは、家庭のカレーの再加熱にも言える事で、温めるだけの過熱では、カレーは美味しく食べられないのだ。(ココイチの厨房見ても煮立たせてるのが判るでしょ)
5.十分煮立つまで掻き混ぜながら加熱する。もちろん、焦がしてはいけない。
6.いったん火からおろしてジョロキアデスソースを二振り。
7.再度、煮立つまで攪拌加熱する。
8.カレー皿などに飯を盛り、スライスチーズを載せ、7のカレーを掛ける。
9.皿ごと電子レンジで1分程度加熱する。
勿論、好みにより具材のトッピングは自由。野菜ならホウレン草(冷凍物でも可)、ゆで卵の相性も良い。
個人的感覚で恐縮だが、これで「辛さ」は駿河台下エチオピアの12-15倍くらい。御徒町デリーならカシミール、神保町オードリー、パンチマハルの4-5くらいだ。
最近、加工食品のレベルが上がって、一から料理を作る機会が減った。
例えばPIZZAなどは、昔は強力粉(パンピザが好きなのでね)から練ってドゥを作り、ホールトマトでソースを作ったりしたものだが、最近はトンとご無沙汰だ。殆どは市販のピザをスーパーで調達し「アドオン」して食している。
市販のピザに関して言えば、宅配ピザは値段が考えられないほど、お高い上に、どうもピザソースの味が、どのチェーンもイマイチ。冷凍ピザの完成度も、まだまだ、という感じ。
だが、しかし、チルドピザは充分に「料理のベース」になるレベルに達している。よって、もっぱら最近はチルドピザにアドオン(手を加えるって事ね)して食している。以下レシピ(ってほどでもない)。
1.スーパーの特売でチルドピザを200円程度で仕入れる。ソース、具、チーズの量などは
「アドオン」でカバーできるので、銘柄は「ドゥ」の出来(好み)で選択するのが良。
2.買ってきたチルドピザに好みに仕上げたソースを加える。ケチャップ、オリーブオイル、
バジルソースなど。手軽にも本格的にもお好みで。
3.トッピングを追加する。オニオンスライス、トマト、冷凍コーン、冷食の唐揚げを
規定時間チンした物をビッツに刻んだり、ウィンナ、ベーコン、コンビーフ等々。お好みで。
4.ここで一度、軽く焼く。オーブン250度で6-7分位。
5.取り出してトッピングした具材(特に野菜類)に火が入った事を確認しスライスチーズを
短冊にちぎった物で全体を覆う。「十勝」などを混ぜるとコクが増す。
6.軽くオリーブオイルを足して、再びオーブン250度で8分程度焼けば出来上がり。
このようにする事で十分にイタメシ屋のピザが出来る。もちろん、ブラックペッパー、バジル、オレガノなどは好みで。シーフードミックスをトッピングすれば海鮮ピザにもなる。安い物だ。
最近時刻を知る方法はすっかりスマホになっている。で、逆説的でなんだが、腕時計を久々に買う気になった。いちいち(指紋認証と言えども)スマホで時間を確認するのが面倒になったからである。
勿論、オンビジネスでは腕時計をしているのだが、これが某社の16233Gという機械式時計なもので、一か月も使っていると平気で5分位ずれる。
自動巻きなので土日連休だと止まる。よって、自宅ではワインダーによりインターバルだが常に動かしている。結果、3か月もたつと20分近くずれる。
なら、一週間に一回くらい時刻合わせをすればいい、のだが、このメーカー恐ろしい事に時刻合わせを頻繁にしていると故障しやすい上に竜頭のパッキングをメンテナンス時に交換されウン万円はすっ飛ぶ。だから、極力触らない=時刻が狂いっぱなし、という恐ろしい運用になっている。(馬鹿だね)
で、オンオフで使える、というより「取り敢えずどこへでもしていける」時計を一本買う事にした。
以前より海外へ行く際には2000円程度の時計を「使い捨て」で買っていたのだが、今回は一寸は長く使える時計を買おうと思った。(結局使い捨てず、電池切れの安時計が増えるだけだからだ。馬鹿だね)
さて、そう決めたら機械式の高価な時計は除外され、以下の条件を満たす物から選ぶ事とした。
1.とにかく正確な時刻表示をする時計。
この条件を満たす現在の市販時計は2つ。GPS時計と電波時計だ。
残念ながら原子時計とかは腕時計として販売されていない。
更に電波時計の場合、日本国内2局対応から日欧米中の6局対応
辺りまでが候補となる。
2.原則、電池交換不要。
この条件ではソーラーとキネテック(自動巻きと同じ原理で発電)
が候補となる。個人的には機械物が好きなのでキネティックに食指
が動くのだが、ソーラーの効率向上により最近ではモデルが縮小し
ていて選択肢が少ない。勿論、両者とも二次電池の交換が10年スパ
ンでは必要となる。
3.ワールドタイム対応
頻繁に海外に行くわけでは無いが、海外に出向く際にはワールド
ウォッチが欲しくなるのが必定なので、どこにでもして行けるコン
セプトとして外せない。この場合、ホームタウン並行表示が望まし
いが瞬時に切り替えられるなら及第点と考える。
4.10BAR以上の防水
これもダイビングなどを趣味とするわけでは無いが、リゾートや
プールで普通に泳げるレベルでは必要。5BARでは足りない。
5.クロノグラフ
現状の手持ちの時計でクロノグラフは中学生の時に買ったシチズン
の「スポーツクロノグラフ」(自動巻き)だけなので、今回はクロ
ノグラフにする事にした。
6.液晶表示なし
オンビジネスでの使用も耐えられる線で考えて液晶表示は敬遠。
さて、このように絞ると世界的に生産できるメーカーが限られており、更に複数のデザインモデルを用意できている、となると国産3社となる。
即ち、SEIKO、CITIZEN、CASIOの3メーカーである。(日本万歳)
SEIKOは今年バカ売れの「アストロン」が世界初GPS腕時計として君臨する。これは、GPSだから世界中どこに行っても測位して、そこのタイムゾーンを算出して自動で現地時刻に合わせる。飛行機降りたら現地時間、って奴だ。
CITIZENは、エクシード、アテッサのラインで該当の時計が有り、さきがけメーカーとして評価が高い。実際、ムーブメントの薄さや軽さは群を抜くものがあり、デザイン的にもドレスウォッチとして洗練されている。
CASIOは、G-SHOCK系のラインにプロテックと言うのを持つが、これは液晶バリバリの「XX計」満載時計。エベレスト登山向け。
ドレスウォッチラインとして、同社最高峰のオシアナスを持ち、マンタシリーズなどはデザイン的にも評価が高い。
さて、以上の時計は大体販売価格で10~25万位。量販店に行って色々と締めてみた。
で、買ったのはCASIOのEDFICEシリーズのクロノグラフ(写真)。AMAZONでポイント換算21,000円。
なんや、ずいぶん安いやないかい。と、思われるかもしれんが、各社の20万ラインの時計を実際締めて見て感じた率直な感想は、「なんか、どれもこれも安っちいなぁ。」という感想。機能的には優れているが、時計的には価格相当の高級感が無い。20万も出せば、もっと高級感のある時計はいくらでも買える。
なら、値段関係なく「機能オンリー」で気に入ったもので良いんじゃねーか、といきなり検討価格帯を全レンジに広げたら良い品があったという次第。
実はセイコーのアストロンは、結構よかったのだが、GPS時計は出たばかりなので5年もすればホームタウン並行表示で、より優れた物が安く提供される可能性大なので止めた。コレクターじゃないし。
この時計で旅行は全て賄うつもり。
私の自宅は政令指定都市の中心部の駅前高層マンションで、新築入居以来既に20年になろうとしている。駐車場はマンション1階部分全てがそのまま機械式駐車場になっていて雨風に晒されることは無いので、その点は良いのだが、如何せん昔の機械式駐車場なので規格が狭くワゴン車や高級車が入らない。
そこで何年か前から取っ払って平置きにしたり、入れ替えて規格を大きくする工事を順繰りに行っている。
今年、消費税が上がる前に自家用車を買い替える計画を立てた。「欲しい」と思う車が無く、結局今の車を13年愛用してきたが、日本の悪法により登録13年以降の車の重量税が累進的に増加する事になっている事も、少し後を押した。
で、無い中から少しでも乗りたい車を探してみたが、どれもこれも、この10年で車がデカくなって駐車場に入りそうもない。女房と2人なら2シーターのライトスポーツで事足りるが、一応サイフを握る女房の条件は「実家のお母さんも含めて5人は乗れる車」と言われているので厳しくなる。
まぁ、悩んでいても仕方が無いので近くのディーラーにてマークX350G'zの試乗車を用意して貰い入庫してみた。
結果、見事に車長がパレットをはみ出してセンサーに掛り入庫不能。
更に、何とかおさまった横幅も、スリムな若手営業君が出入りに苦労する感じの開閉角しか取れない。
The end.
営業君には申し訳ないが、発注諦め。
車長では短いレクサスISも現行モデルは横幅1.8Mを超えるので、これもダメそう。後、乗りたい車と言えばアルファの159だが、こちらに至っては横幅1.85Mの上にワイドトレッドだから、そもそもタイヤがパレットに入るかも疑問。
ん~。駐車場問題が解決するまで車は今のままになりそう。ま、何の不満も不自由も無いんだけどね。
に、してもだ。外国車はともかく国産車まで、こんなにどんどん大きくしてって、どーすんのよ。いくら海外市場で「セグメント」として対抗するため、とか安全性確保の為、とか言っても、こんなユーザー利用環境無視の製品作りを続けていれば、そりゃ「軽ばかり売れる」国になりますわなぁ。だって、今の国産のちょっと良い車って「アメ車」みたいになってるんだもん。車離れさせてるのは車メーカーさんなんじゃない。
東京都民でもない=選挙権を持たない私が言っても詮無い事だが都知事選の注目度が日に日に高まっている。
まさか、の細川護煕氏の出馬だ。もっとも世間的には小泉連合なぞとも言われている。自民党幹部は危機感を持ってネガティブキャンペーンの材料を探し、まずは「殿ご乱心」なんぞと揶揄している。
そう「殿」の出馬なのだ。
日本新党による連合政権と言う日本政治史上最も脆弱な小規模パーティの寄せ集めが首班指名を勝ち取る、という憲政史上の一大事が起きた時の神輿である。
国会対策どころか委員会運営も厳しい脆弱基盤での政権運営にも拘らず内閣支持率は高止まり、真夜中に行われるプロンプターでの記者会見も(普通に考えれば)非常識と言われるどころか、行動力、すぐやる力の表れなどと好意的に取られていた不思議な内閣。
当時から強く思っていたことがある。
「やはり、日本人はお上の言う事に従って暮らしたい民族なのだ」
殿のおっしゃることなら、そのようにした上で、どう良くしていく、という思考回路である。決して「殿のお考えに諫言すべし」では無い。
諫言した時には切腹・御家おとりつぶし・一家離散を覚悟なのである。壮絶なトレードオフだ。
その殿が都知事選に出馬した。
佐川急便闇献金事件での引責辞任の影、被災地復興の趣旨として口走った「五輪返上」などなど自民党中心に、今後行われるであろう誹謗中傷揶揄暗喩の数々。猪瀬さんみたいに「アマチュアだった」という事はないだろうが、殿としてどのような立ち振る舞いをするかに大注目である。
もっとも、私の予測では都知事になっても任期4年を勤め上げることなく、また途中で自ら降りると思うが。
殿は自由人なのでもある。
パソコンを新調した。ご存知の通りXPのサポートが2014年4月で切れるのを口実にした画像加工管理用の新調だ。
なにせ、現行マシンは9年前のCeleronD335のディスクトップだ。マザーの限界(と言っても2GBだが)までメモリ増設し、レジストリを弄りまくって延命してきた。既にイーサポート、CD-ROM、SDカードリーダーが逝っている。IDEのHDDは元気だが突然死しても不思議はない。
さて、メール、ブラウジングはタブレット&スマホに移行済みの為、心置きなく「専用機」を作れる。昔と違い会社のデータを家で加工して仕事、なんて事をしたらセキュリティ管理規定違反だ。よってOfficeもいらない。せいぜいOpenOfficeで十分だ。
と、いう事で本来ならディスクトップで自作するところだが、我が家の諸般の事情により今回はリビングロケーションでの使用を余儀なくされている。つまり、ノートPC一択となっている。
その意味で「デジタル暗室」のPC要件は実現が厳しい。Ver0.8程度で何年か持たせる構成とする。
導入予定ソフトは「Olympuss Viewer 3」と「PICASA 3.9」。カメラ側機材が増加した場合は「LightRoom」の検討となる。
で、選択したのがBTOショップブランドの王様「ドスパラ」の「GALLERIA QF750HG」。Haswell i7-4700M搭載の17インチノートだ。
Ver0.8にi7は贅沢だが、Haswellから乗った新命令セットATXがRaw現像には滅茶苦茶効くらしく、ここは奢った。
メモリは2スロットなのでデュアルアクセスのため、4GB*2で8MB。16以上欲しい所だが、当面は様子見。時間経過で安くなるのを期待。
ディスクはSSD120GB+500GBHDD。SSDはキャンペーンで安かったので試す意味も含めて採用。HDDはデータ保管場所としてはNAS&クラウドに逃げるので加工のテンポラリとしてなら500GBで十分。(OSもSSDに逃がしてるし)
ディスプレィは画像処理機なのでFHD(1980*1080)とするも「デジタル暗室」構築時にはAdobeRGB対応のキャリブレーション機材を10bit運用する事になるのでノングレアでOK。リビングユースでは、こちらの方が現実解。17インチは老眼対策、これ重要。15インチでは熱処理的にも厳しいと言い訳。
最後まで悩んだのがグラボのGeforce750M。ゲーム機ではないし、現状では動画を考慮していないのでHaswellになって飛躍的に強化されたオンチップのグラフィック系で済ませる考え方は有ったが、ドスパラの価格体系では1万も違わないので搭載モデルにした。発熱的にはマイナス要素だが、クーラースタンドを上海市場で調達して対処。
以上にセキュリティソフト15か月ライセンス付けて¥115,000.メーカPCに比して3割程度は安く済んだ。
OSはwindows8.1.ショップの女性店員さんは余程痛い目に合っているのか「7」を勧めてくれたが、利用ソフトが限定されているので8.1で行けると踏んでいる。むしろ、MSのOS更新方針の転換(ラピットリリース)も考慮すれば8.1の方が、この先トラブリ難いと勝手に思い込む事にした。
さて、「デジタル暗室」PC Ver1の構成との差は何かと言えば、先の10bit出力とOpenGL対応のグラボとなる。これらを自室に構築する頃にはディスプレィは4Kパネルが量産効果で安くなる筈、だよね。
さて、今年は東京モーターショウの年である。多分、いや、確実に行かない。
思えば、もう随分と東京モーターショウには行ってない。実は、我が家では2014年に車を買い替える可能性が極めて高いのだが、それでも行く気にはならない。(他にエアコンもPCも買い替える時期で、色々と物入りな年になりそうだ)
更に、会場は、以前と異なり幕張メッセから東京国際展示場に変わっているので、我が家からは電車で直通一本なのだが、それでも行かない。
一体、今回の来場者見込みは、どの位なのだろう。多分、昔に比べれば少ないはずだ。(確信は無い)
若者のクルマ離れとか国内販売の低迷とか、色々と言われてきたが、私の感じ方は、ちょっと違う。東京モーターショウに限らず「展示会」なるものに食指が動かないのだ。特に業界とか分野が広がれば広がるほどイケナイ。
実は、「愛・地球博」の時に、すこし予感が有った。生来のイベント好きの私が、どうも「イマイチ感」に包まれていた。私が年を取ったからかもしれない、それもあるだろう、否定はしない、そうだ、もう親父もいい所だし。だが、敢えて言おう。
世の中、展示会という形態のイベントの賞味期限が来ているのではないのか。
私が学生の頃、東京モーターショウと言えば、最大の展示会イベントだった。社会人になってからはビジネスショウ→データショウ→インターロップ→N+Iなんて感じだったが、それでも東京モーターショウは別格の展示会だった。
多分、それは今でも変わっていない。NHKの7時のニュースがトップに取り上げる展示会は、そうそうない。その意味では、未だに東京モーターショウは展示会of展示会、展示会の王様なのだ。
その東京モータショウに行く気がしない。何故か、自問してみる。モヤァっとした意識が囁く。
「んな、もん、行かなくたってネットで見ればいいじゃん」
そうなのだ、昔は「見に行く」という行為無くしては知りえない事が多くあった。新聞、雑誌、専門誌、仲間との喫茶店や飲み屋での情報交換、それら全てを取り纏めても東京モータショウの概要すらわかりゃしない、そういう時代だった。だから、電車に乗り、高い入場料を払い、物凄い人混みの中で、かすかに新発売のクーペの屋根を見る、なんて事をやっていた。やる必要があったのだ。
今や、全ての情報はネットで事足りる。基本的な事実や客観的な感想はもちろん、口コミと言う名の偏向した情報も含めて、全てだ。
いや、はっきり書こう。最早、展示会には行くよりも、ネットを渉猟しそれを整理した方が「より情報獲得できる」のだ。
東京モーターショウに限らず、多くの展示会が、この環境変化に対応できていない。だから入場者数が減少するのだ。N+Iは流石に気付いたのか、展示会自体を辞めてしまった。
このように書くと、コミケやB-1グランプリなど多くのイベントが活況を呈していると思われる方もいるかもしれない。だが、それらのイベントは殆どが体験型であり、意識共有の仕組みを持っている。反して、東京モーターショウは、自動車業界最大のイベントでは有っても、決して意識共有を提供してくれるものではない。(コンパニの撮影は除く、か)
このような形態しか提供できない展示会が賞味期限切れだ、と言っているのだ。展示会主催者側の発想力が時代についていけていない。
評論めいた批判ばかりしていても気が滅入る。それでは、今の時代に展示会を(大好きだった)イベントとして機能させる為には、どうすれば良いのか。例えば、開催の3か月前からSNSにて展示内容をプレビューし、それに対するコメント・フォロー・リアクションを共有できる仕組みをネット上で展開し、LikeIt(いいね!)を多く獲得した上位5万名に限り招待する展示会としたならば、限定の飢餓感とも相まって、今の形態の東京モーターショウに比して遥かに巷間盛上がり人々の話題となるのではないかと思う。
イベントなんて盛り上がってナンボ、だ。人々の話題になって成果だ。
人間の知恵が、人間が生み出した仕組みに追いつけないはずはない、と思っている。
このところのニュースに接し、少し思っている事を書く。
小泉元首相が各地の講演会や記者クラブ、公の場において「原発0」を訴えている。当初は、「政治家として方向性を示す」という論調だったが、ここ数日はエスカレートして「原発は即時0」という感じになってきた。
欧州の核燃料最終処理場を見学し、核燃料の無害化には10万年がかかる、と言う現実を地下深くの洞穴で体験して意見が変わったとの事である。もちろん、判り易く「東日本大震災と福島原発の事故を見て」という話でも伝わっている。
元首相だろうが、政治家だろうが意見が変わることは当然あり、むしろ稀有な天災や過去の曖昧な施策を認識した場合には「変わるのが当たり前」という感じも有る。変わらない方が「既存の考え方に縛られた過去権益の守護者」みたいにも見えたりする。
だが、しかし、小泉発言の真意は、実は全く違う所にあるのではないか、と私は考えている。
結論を書く、小泉元首相の「原発0宣言」は、米国シェールガスの輸入正当化、最大化に関するプロパガンタだと私は考える。
邪推かも知れない。だが、そう考える理由が私なりにはいくつも有る。
まず、最初の根拠は小泉元首相は、その首相在任時から米国の極東施策の現地COOとして非常に有能な政治家であった、という以前からの私の感想だ。
小泉政権時には「年次改革要望書」と呼ばれる日米両国の規制改革に関する文書交換の制度が有った。民主党鳩山内閣にて廃止とされるまで、この文書は実質「米国からの日本への内政干渉」であったと言われている。小泉政権の代名詞である「郵政改革」もこの要望書にて米国が再三指摘してきた施策であり、その後に続く保険業務の外資参入や株式の3者持合いの自由化なども全て、この「年次改革要望書」にて要求されてきたことである。このあたりの事情については郵政民営化議論の際に有意の評論家なども随分と指摘していた。
私の感想を、一言でいうならば小泉政権とは米国の極東施策の執行ユニットであった、という事である。
もちろん、小泉首相も、このような道を辿る事が日本国の最も発展する道筋と考えての行為であったと信じたい。具体的には、北朝鮮への電撃訪問、拉致被害者を連れての帰国、その被害者を国内に留め北朝鮮には帰国させなかった事実など、客観的に考えれば戦争事由になっても不思議の無い行動を取れたのも米国の後ろ盾有っての事と考えている。
では、なぜシェールガスなのか。
原発には大きく2つの方式がある。沸騰水型と加圧水型である。両方とも米国にて開発された方式であるが、加圧水型の開発企業であるウェスチングハウス社は現在、東芝の子会社であり米国から見れば実質「外資」である。
一方の沸騰水型はゼネラルエレクトリック社、つまり米国の基幹企業GE社の技術である。ところが、GEはスリーマイル島の事故以来、原発系技術蓄積が行われず、原子力部門は実質的には「既存原発の保守会社」となっている。
そして、このGE社のCEOが福島原発の事故を受けて「今後は原発からシェールガス、火力風力発電タービンにシフトする」と宣言した。事実上の原発事業からの撤退宣言だ。この事は昨年2012年の8月7日に日本経済新聞などで大きく取り上げられた。(既にお忘れの方も多いと思うが)
つまり、米国経済界は「原子力」は金にならず、「シェール」で世界利権を確保する、という方向に動いている。日本政府が各国へのODAの見返りで受注している「原発」は結局、外資である東芝の利益と考えているからだ。
シェールにとっての直截的な競合相手である原子力は、いまや米国にとって邪魔な存在でしかない。
これが小泉元首相の原発0発言の真意であると私は考えている。
誤解されないように敢えて書いて置くが、私は小泉純一郎と言う政治家が嫌いではない。少なくとも森喜朗なぞよりは遥かに優れた政治家だ。小泉純一郎は「政治家」として妥協点の模索ではなく、最善の道の選択と実行をしようとする人物なのだと思う。
願わくば、その最善の道の主語が「日本国とその国民」で有る事を祈る、「小泉進次郎の将来」では無く。
なんと!
前のアーティクルで「独自規格を『iPhone6』で載せて来るんじゃないか、と書いたNFC対抗の近距離通信プロトコルは既に「IOS7」で実装されていたとは。
APPLEぅ、おまえって奴は...んっとに自分勝手というか、世の中Aに非ずんば人に非ずと言うか、独裁(独占)主義というか。
既にデファクトスタンダード(特に日本では)と言っていいNFCに対抗してくるとは、ねぇ。GoogleがNFCに力入れているからって、よぉ。
だが、この技術、確かにコストや機能などで利点も多いから厄介。ひょっとして5年後には駅の改札はノータッチになっちゃってるかも。
むむむ・・・いいんで・・・しょうか。
iPhoneを最新モデルの「5S」に変えた。ミーハーにGOLDにしたので約5週間待ちとなった。幾つか、ブログに記そうと思う。
以下のコメントはauの「iPhone4S」を24か月ios5で使用し、機種変更として「5S」に変更した事を前提としている。
まずは機種変に至った動機。いわゆる「いっこ飛ばし」で「6」まで待つ選択肢も当然ある中、「5S」に機種変した理由は、大きく3つ。
1.実質無料?
巷間ではauの機種変更は他のキャリアに比べて特典が少ない=コストがかかるというコメントが散見されるが、実際には私の所に機種変更で使える12000円のクーポンが10月に届けられた。(確か有効期限は11月末だったと思う)
また、「4S16G」は下取りで15000auポイントで引き取ってくれる。ソフマップなどに持ち込めば現金に換金できるが、当然本体の状況と付属品などの有無により値は下がる。キャリアでは動作してコネクタ部の変形などなければ素のままで15000Pで引き取ってくれる。ポイントは、家族全員がiPhoneユーザーなので多くあって困る事は何もない。更にauWebショップでauショップ受け取りでオーダーすれば1500円オフ。勿論、月々割適応となる24か月間での本体購入分割金利は0。これらの諸施策を合わせれば、実質的には0円で機種変更できた感覚だ。
2.800MHzLTE
auはLTE規格が定まってからプラチナバンド帯である800MHz帯での基地局設置を進めてきた。ところが、iPhoneは「5」までは1.5GHz帯=ソフトバンクが基地局を設置してきたバンドでのLTEにしか対応していなかった。つまり、auの人口カバー率97%を誇るプラチナバンドLTEを使えるようになったのは「5S」から、という事で本格的4G(今言っている嘘物ではなく)までは、最良の環境で使用できる節目の機種が「5S」という事。(「6」も「6」SもLTEだろうし)
実際、私のオフィスでは下り20M以上の爆速で動いてくれる。
3.64bitCPU
まだ対応アプリなど無いに等しいが、上記と同じく今後の節目となる機種という事で「7」を見越して使える機種と言う選択。
上記3点の理由で機種変に踏み切った。「6」は画面サイズが大きくなってくるだろうが、24か月縛りにしているので次は、どちらにしても「6S」と思っているし、本音で言えば36ヶ月利用での「7」まで繋ぎたい。
さて、最新のiPhoneは素晴らしいパフォーマンスをしてくれているが、幾つか苦言も呈しておく。
1.Lightningインターフェィス
ios7.0.3になって、所謂サードパーティ品のケーブル(コンセントもだ)は、ほぼ全滅。MFi認証の品物以外充電すらできなくなってしまった。DOCから変更されたのは「iPhone5」からだから、何を今さら、と思われるかもしれないが、昨日まで使えていたケーブルがOSのVerUpでいきなり使えなくなるのは、APPLEらしいというか、はっきり言って嫌いなところ。勿論、発火事故や粗悪品による本体故障の誘発などへの対処、と言う言い分は判るが、ならば「iPhone5」発売当初から規制するべし。そうすれば認証品以外は出回らなかった。今、アキバ裏では、大量に「使えない」Lightningケーブルが売られている。良心的な店では「7.0.2までの検証品」とか「OSバージョンアップで使用できなくなる可能性があります」などの張り紙をしているところも有るが、多くの店では何の表示もしていない。あげくは「iPhone5S動作確認済」などといった誤認を誘発するような売り方をしている店も有る。素人はアキバ裏に行くな、と言うならわかるが、これは普通に考えてメーカーが非難されて然るべき状況と強く思う。自社専用規格なのだからユーザーへの責任を考えてほしい。
2.グローバルスタンダードに名を借りた日本市場無視
Felicaは言うに及ばずNFCすら載せてこない。ひょっとすると「6」で独自規格出すんじゃないかと言う位の徹底ぶり。ワンセグはDTCP-IP+の環境整備が進んできたので百歩譲るが、妨滴防水はモバイル=キャリングを前提とするデバイスであれば必須だろう。極めつけは日本語入力環境の脆弱さを改善しようともしない姿勢。日本語入力などは蛮族の原始的コミュニケーションと思っているに違いない。(コルァ)
そもそもストラップホールぐらいつけろ。
3.昔の自動車評論家のような「ITライター」
これはAPPLEやiPhoneの話ではないのだが、我が国の「ITライタ」さんのAPPLE礼賛のような論調は、何とかならんのか。どうも、一昔前までの「外車なら何でも優れている」と書いていた自動車評論家の様だ。「ワンタッチでロック解除やAppleIDPassword代わりに使える指紋認証は非常に便利」って、指紋認証なんて富士通の初期のスマホにも付いてでしょう。なぜ、「ようやく対応、今まで入力の苦行を強いられ、4ケタ数字の脆弱なセキュリティを押し付けられていたユーザーもやっと救われた」って書かないの?前述の日本語変換も「ios、7になってもまだ一太郎を許さずなのか、TPPの時代に」とか「容量16GBって、microSDの16GBだって1000円以下の時代だぞ」更には「純正APPの『電卓』。3÷10で%キー押すと『0.1』って、アメリカ人、どういう算数教えてんだ」とか言わないの?
まぁ、生来のAPPLE嫌いだから笑って許してください。今後も24か月はAPPLE製品使いますから。
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