年をとるとXデーのことが気になります。漫然と過ごすのではなく、一日一日を大切にしたいという気持ちが強くなります。 が、しかし「趣味のお稽古」では、なぜか虚しく、何か足りません。水泳の教本を買いましたが、いつまで経っても16ページあたりでストップしています。あと何十ページもあるのに。 確かに、何をやってもその道を追求すれば、奥が深いものです。ゴールがないのは、ボンビー父さんにとって都合がいいのです。どこまでいってもたどり着かない道は、Xデーが近づいている者にとって、果てしない目標があるってことですから。 目標というか、希望が見えなければつまらないですよね。若い頃東京や横浜で10年ばかり暮らしました。便利で刺激のある都会の生活を満喫していました。ちょうど日本列島改造ブームで、給料がだまっていてもバンバン上がりました。 そのとき、田舎に住んでいるお年寄りは、文化のない不便なところで、土地と戯れて何がいいんだろうと思っていました。 退職して田舎暮らしを始めましたが、いい空気と自然に囲まれて、命をつなぐ食べ物を育てる喜びが分かってきました。現職では「使命感」や「責任感」が求められ、昼夜分かたず働きました。ほんとうに燃え尽きてしまいました。 原発や、集団的自衛権の危険性に関心を向けても「怒りと落胆」を味わうだけだから、この問題に近づこうとしない自分があります。 どうせ短い命。「怒りと落胆」で満ちるより、目先の楽しみを追いかけたほうが・・・・・と思ったり。 でも、「未来のことなら取り返しがつく」。今をがんばらないと・・・・・・と思う自分。 そして、いずれは「諦念」(ていねん)しなければなりません。 「諦念」とは、「絶望を受け入れること」と辞書に書いてあります。だれにでもやってくることですね。 月並みな言葉ですがやはり、今を、二度と戻らないこの時間を、めいっぱい生きることが大切なのですね。 時間を大切にするための「スケジュール」を管理するのに3年以上使ってみて便利なカレンダー式計画表を紹介します。 いろいろあると思いますが、気に入っているのが「舞暦」-Maica-です。5行で設定していますが、パソコンの立ち上げと同時に出てくるので便利です。 http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/personal/se169339.html