五十数年前に建てた「昭和レトロ」の家にも、新春がやってくる。とことん合板だらけで、アルミサッシなどはなく、すべて木製の窓と建具です。 ベニシアさんのような築100年の古民家は、風情もあり住みようによってはおしゃれに住むことができる。 ところがうちのような家は、ただ単に古いというだけ。建材も粗末なので、年を重ねてヴィンテージ!という雰囲気にははならない。 で、こんな家のインテリアはどうするか。頭の痛いところである。小屋のような家を建てたいところですが、お金がない。 平成10年ごろは寒冷地で勤務したりして、手当てもついたりしましたが、給料は税金など引かれる前ですが月65万円、ボーナスが年に3回出て200万円、いまでは考えられません。今は月に14万円です。トホホ。 1960年代は、「家付き、カー付き、ばば抜き」というように、地方の持ち家が増加し、都市部では「ニュータウン」が建設されはじめました。「ババ抜き」というように、核家族が増加し、東京オリンピックとともにマンションブームが広がりました。 専業主婦が多く「3食昼寝付き」で3C、カー、クーラー、カラーテレビが一億総中流の平均的家庭でした。「消費は美徳」という時代で、物欲に飢えた時代でした。 そのころの安普請の昭和レトロハウスが、ボンビー父さんの住んでいる家です。しかもそれは親が建てた家なんです。 時代はめまぐるしく変わります。が、これからはいいことは一つも無いと思います。やはり浮かれないで貯金をすべきだった。 皆さんに伝えておきます。「何とかなる」は「何とかならない」。付けは必ずきます。1000円でもいいから貯金をしておくことです。(余計なことを書きました)