昨夜の金メダルをかけた日本女子ソフトボールチームの決勝戦での試合を見て、私も思わず感動してしまいました。3連投の上野投手を盛り上げよう、助けようという気持ちがプレーに表れていました。いくたびか訪れるピンチの場面にも、観ているこちらが何かミスをするのではとハラハラしているのとは裏腹に、むしろ普段以上に落ち着いた、そして集中したプレーができていたのです。それに反してアメリカチームの選手は固くなり、細かいミスや大きなミスを連発していました。人間というものは気持ちの持ち方次第でこんなにもプレーに大きな差が出るものだと、つくづく感心させられました。特にこのように他人を守ろうとするときには、コンスタントに普段以上の力が出せるものなんだと思います。
中学受験の勉強でも同じようなことがあります。それは良くある学習動機の1つで、「成績が上がるとお母さんが喜ぶから。」というけなげなものです。このような動機で勉強ができている場合には、親にも子にも負担が少なく成績が上がるとても効果的なものになっています。そしてこれができるのは小学生の間ぐらいですので、大切にして欲しいと思います。
しかし忘れてはならないのは、成績は単に一過性のものであり、努力は一生を左右する大切なものであることです。ですから成績が上がらなくても、努力していることを心底喜んであげなくてはなりません。でないと、この努力の本当の価値が失われてしまうからです。
夏休みも残り少なくなってきました。この間の勉強を“誰かのために”と思って勉強するのも悪くはないかも知れません。気分が変わって、夏の疲れも飛んでしまうかも知れませんね。
カーネル笠井
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