ねてもさめても (カーネル笠井)
Sep
29
Kさん「9月に入ってからの、男子のがんばりがとにかくすごい!」のだそうです。
夏休み前までは幼くて、雑で、いいかげんだった男の子が、目の色を変え、わき目もふらずに勉強に取り組むようになった様子が目に浮かびます。こういうときの男の子のパワーには圧倒されるものがあります。
Kさん「でも、私も負けないわ。」女の子も負けてはいません。
このころになると、どの子も夏休み前に比べて3割くらいパワーアップさせて勉強に取り組んでいます。ですから、それまで通りにやっているだけでは成績が下がってしまうことになります。こんな中で成績を上げるのは至難の業です。でも、どうしても成績を上げなくては自分の目標に達しない子も多くいるのです。
こんなときには「伝家の宝刀」をふるうしかありません。それは何かと言うと“ねてもさめても”なのです。以前所属していた塾では、卒業生に『ねてもさめても』という表題の格言と写真の載せられた本に、指導員の寄せ書き等を入れて贈っていました。ここでは、寝ても覚めてもあることを思い続けていると、いつの間にかそういった夢や希望が叶う、という意味で使っていました。
受験勉強も正にその通りだと思います。寝ても覚めても勉強の事を考えている子だけが飛躍的に成績を伸ばしているのです。ですから、卒業生よりもむしろこの時期の受験生にこそこの言葉を贈りたいと考えていたのです。
しかし伝家の宝刀ですから、あまり何回も、また長い期間は使えません。せめてここ数ヶ月だけでも、ねてもさめても勉強のことだけを考える、という経験をぜひ一度して欲しいと思います。
カーネル笠井
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