2月1日、前日までの雨空がうそのように晴れ上がり、晴天の青空のもと首都圏中学入学試験がスタートしました。西の遠い山並みには、真っ白い富士山が頭をのぞかせていましたが、それを楽しむ余裕が受験生にはあったのでしょうか。
2月6日でほぼ入学試験も終了し、結果も出揃いました。うまく第一志望校に合格して念願が叶った子、惜しくも第一志望には届かずに第二志望校止まりで完全には念願が叶わなかった子もいて、この気持ちは何とも複雑なようです。あとで思い起こしたときのこの気持ちは、ちょうど夏休みの宿題を1つやり残したまま新学期を迎えたしまった感覚に似ているようです。夢の叶わなかった子は、このやり残した宿題をかかえながら次のステップに進まなければなりません。しかし、中学でやる勉強はどこに進もうとおどろくほど同じなのです。学校によって進度のちがいはあっても理解できていなくては無意味なため、勉強に関しては全く同じスタートなのです。ではやり残した1つの宿題は何なのかと言うと、『確実な目標をたてる』ということなのだと思います。そして1つ1つステップをふみながら、この目標に向かう必要があるということで、その他には何もありません。受験というイベントを利用して今まで必死に勉強したことにこそ本当の価値があるのだと思います。
受験生全員に、“ご苦労様でした。”といいたいと思います。この経験は、自分の為だけでなく、おおげさに言うと日本の将来の為にもなるのですから、もっとみんなで子供達をほめてあげて欲しいと思います。そして、全員胸を張って次のステップに進みましょう。
カーネル笠井
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