<横浜市の私立中学進学率下がる>
横浜市で市立小学校を今春卒業する児童のうち、私立中学への進学を予定する者の割合は全体の18.6%と前年より0.4ポイント低下した。進学予定率の低下は3年ぶり。景気後退が響き、公立より学費が割高な私立校への進学を敬遠する動きが徐々に広がっているようだ。
横浜市教育委員会が3月12日、調査結果をまとめた。08年度の市立小の卒業者数は3万1,604人と3.0%増、私立中への進学予定者は5,882人と1.1%増えた。
市内の私立進学を予定するのは2,731人と全体の8.6%、東京など市外を予定するのは同10.4%の3,151人だった。
市内18区で最も私学予定率が高いのは青葉区で30.8%。港北(26.5%)、中(24.3%)、都筑(24.2%)と市北部や中心部が多かった。
一方、瀬谷(8.7%)、旭(10.2%)、栄(12.1%)は低かった。
2009年3月13日 日本経済新聞 地方経済面 (神奈川)
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