冬の夜空を見上げると、大好きな星座が目に入ります。
それが「オリオン座」です。
あまりに美しく輝いていたので、写真を撮りましたが、その美しさを撮り込むは、できませんでした。
オリオンとは、昔のギリシャの人で、力持ちの狩人でした。
棍棒と楯を持ち、三つの星が並んだ腰のベルトに剣を提げた戦士のような形をしています。
一等星のベテルギュースとリゲルが光り輝いています。
オリオンというのは、おおいぬとこいぬをお供に連れて、地上をのし歩いた狩りの名人でした。オリオンは、どんな獲物でも、自分の目に留まったが最後逃げられないといつも自慢していました。
これが女神ジュノーのご機嫌を損ねてしまいます。
ある日、オリオンが兎を追い掛けている時、ジュノーは、一匹の蠍を送り、オリオンは踵を刺されて死んでしまいます。
さて、ここにエスクラピウスという、大変な名医がいました。どうやらこの医者は、蛇から医術の秘法を学んでいたらしい。だからいつも彼は、蛇を持って歩いていました。
死んだオリオンの所に呼ばれたエスクラピウスは、オリオンを生き返らせました。
この知らせを聞いて、死の神プルートーは心配しました。もし医者が死人をみんな生き返らせてしまったら、死の国はいったいどうなるのでしょう。
そこでプルートーは、兄ジュピターの所へ行き、その心配を話しました。
ジュピターは、稲妻を投げて今度は永久にオリオンとそれにエスクラピウスも殺してしまっいました。
こののち、物語の登場人物は、空に上がって、星の間に置かれました。
オリオンと二匹の犬、エスクラピウスと蛇、蠍、それからオリオンが追いかけていた兎も。
蠍は暴れないように射が近くに置かれ、再びいざこざを起こさないように、オリオンと蠍は空で正反対の位置に置かれています。オリオンは、冬の空に輝き、蠍は、夏の空にあるもので、一方が昇れば、一方は沈むわけです。
天空の星々にも壮大な伝説が太古から現在でも繰り広げられているということですね。
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Posted at 2009-01-30 17:02
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Posted at 2009-01-30 18:09
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Posted at 2009-01-31 05:19
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