原作『リチャード三世』シェイクスピア作
内容(「BOOK」データベースより)
身体に障害を負った野心家グロスター公リチャードは、兄のエドワード四世王が病に倒れると、王劇を狙い、その明晰な知能と冷徹な論理で、次つぎに残忍な陰謀をくわだて、ついに王位につく。
魔性の君主リチャードを中心に、薔薇戦争へといたるヨーク家の内紛をたどり、口を開いた人間性のおそろしい深淵に、劇詩人シェイクスピアが、真っ向からいどんだ傑作史劇である。
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赤薔薇一族と白薔薇一族による権力争いで、勝利を掴んだ白薔薇一族。
長兄のエドワード四世王は、白薔薇の王・ただの「一郎」
次兄のクラレンス公は、「善」二郎
そしてリチャード三世は、「悪」三郎
この名前から、三兄弟でありながら、一人の人間の「善」と「悪」を感じました。
「悪」は、言葉巧みに「善」を牢獄に送り込んで処刑すると、王・一郎はその死を悼み、病をこじらせて死んでしまいます。一郎の身体を「悪」が支配した形です。
「悪」は、王子までも手にかけ、国を盗んで王座に君臨します。
その「悪」のこころには、不安が渦巻いて、忠実な腹心や赤薔薇の王子の妻であった「悪」の妻まで、殺してしまいます。
実母からも見放されて、赤薔薇一族の王妃・政子の呪いの通りに、周囲の国々を味方につけた赤薔薇の理智門に追われることに・・・。
理智門は「正義」を掲げて!!
「悪」は、「善」に滅ぼされたのではなく、「正義」によって滅んだのでした。
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途中で、観客も市民となって、参加する場面が数回ありました。
同じ舞台を再度観ると、その日によって違うことが分かるのでしょう。
友人は、感動の渦に巻き込まれて、陶酔していました。
わたしは、時折、睡魔海峡で午睡(うたたね)しながらも、友人の感動の渦にたゆたっておりました。
ともあれ・・・この素晴らしい芸術の座席(C列でしので、前から3番目・・・つばきまでハッキリ見える座席でした)に座ることを与えてくれた友人に感謝いたします。
ありがとうございます。
帰り道・・・歳末助け合い募金をするサンタの帽子を被った少年に出合いました。
募金をしたのですが、まるで他人のように「ありがとうございました」と挨拶されました。
我が家の長男でした。
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Posted at 2009-12-23 21:55
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Posted at 2009-12-24 07:51
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Posted at 2009-12-24 02:34
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Posted at 2009-12-24 14:58
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