日の出前、空には段々畑が現れていました。 朝露が一生懸命に畑を耕していたことでしょう。 7時過ぎに朝日がわたしの部屋のカーテン越しにお目覚めです。 中庭では、一輪の白い山茶花が開花しています。 純白の白さです。 透明な水晶の雫を湛えています。 朝から浄化されますね。 寒くても 健気に開く 山茶花に こころが楚々と 沁み渡る朝
昨日は、黄菊二種をご紹介しましたが、本日はカラフルな菊をご紹介します。 ひとつの株からカラフルな色合いが楽しめます。 三色以上の花色がありそうです。 花色によって違う花言葉があるのですが、このカラフルな菊の花言葉は何でしょうか? 花言葉は一般的には「高尚」「高貴」「高潔」 白は「誠実」「貞節」「真実」 赤は「あなたを愛します」「愛情」 濃黄は「私を信じて下さい」 黄は「おぼろげな思い出」 こうしてみると、菊の花言葉は、高いランクです。 カラフルな 菊花を胸に 抱きつつ 秋の夕暮れ 貴方を愛す ◇◇◇「御伽草子」の中に、菊に纏わる物語があります◇◇◇ 昔、源中納言という人の姫は美しく、やさしく、四季折々の草花を愛でていましたが、中でも菊を一番愛し、菊の咲く頃は、夜遅くまで花の側を離れませんでした。 姫が十四才の秋、菊の花の名残りを惜しんでいるうちに、いつしか姫はまどろんでしまいました。 すると若い貴公子が現われ「露ほどのお情けでもよいから、かけてください」と語りかけ、ついに姫と一夜の契りを結びました。 夜が明けると、貴公子は菊の咲き乱れる中に消えていきました。 このようにして何日か過ぎた時、ちょうど朝廷で菊の花くらべが行なわれるので、中納言も菊の花を奉るよう帝からご下命を受けました。 その日の暮れ、美しい貴公子は沈んだ様子で現われて、姫に「お会いできるのも今日限りです」といって、髪を切って形見にと姫に渡し「思い出す時にはこれを見てください。また、胎内に嬰児を残しましたから私の形見として育ててください」といって消え去りました。 貴公子は菊の精でした。 姫の生んだ女子はまことに美しく成長し、ついに帝に召されて女御となったそうです。 菊襲(きくがさね)といえぱ美しい重の色目で、表は白、裏は蘇芳色。 また平安朝の女性が秋に着る装束も、菊襲といいました。
黄色い菊を二種。 若かりし頃は、菊なんて見向きもしなかったけれど、最近、菊文がお気に入り。 菊文の着物や帯に目がいってしまいます。 相変わらず、着物は箪笥の肥やし状態だけれど・・・。 簪や 日差しの中で 黄菊挿し 秋の終わりを 慈しむなり
晩秋を迎え、冬に季節のバトンを渡す頃ですが・・・ 既に中庭では、初春の鼓動が聴こえています。 至る所から芽を出し、 天に向かって真っすぐに伸びる球根たちの緑の鼓動です。 自然の営みは、留まることを知りません。 うだうだと逡巡している人間が馬鹿みたいに感じます。 漲るパワーに肖りたい!!肖りたい!!
5月に赤紫色の花を咲かせていた シランの葉が黄色に染まっています。 しましま模様を見ていると、楽しい気分になりました。 本日は、青空が広がり、日向はぽかぽかな感じでした。 夜になってから、時折パラパラと雨音がしています。
桜を食べるわけではありませんが・・・ 今年の桜は、二度美味しい!! 春には、桜花で楽しんで 秋には、桜葉の紅葉で楽しむ。 毎年、桜花で楽しめるのですが、 桜葉の紅葉は美しい年とそうでない年があります。 今年の紅葉は、見事です。 お月さまはそろそろ二十三夜を迎え、小さくなる速度を増すように感じます。 はらはらと 紅衣舞い 玉響の 秋の日差しを 胸に抱きつつ
中庭がすっかり寒々としてきました。 どんよりとした曇りの日が続きます。 気分もどんよりです。 洗濯物を干しながら、中庭を見て周りました。 イタヤカエデの紅葉した落ち葉がちらほら出始めて 山茶花の赤い花びらも散り始めました。 山茶花は、白い花も赤い花もどちらも蕾をいっぱいにしています。 白いベゴニアは、相変わらず咲いて、鶏頭がお化け状態になりました。 ・・・晩秋に 寒さを感じ 淋しさが 元気に変わる 花々の笑み・・・
サムサニマケズ・・・ 晩秋の庭では、生きものたちの日常が繰り広げられています。 バッタさんが小菊にしっかりと留まっています。 寒くないの?と声をかけました(笑) 毎年恒例の大亀の気絶しそうな甲羅干しが続いています。 小亀が傍に近付いて、構ってほしそうなのですが、大亀はしらんぷり!! 時折、首を振って「あっちへ行け」と促します。 亀の世界にも好き嫌いがある模様です。 貴方へと 漲る想い 伝えたい 冷たい水に 凍える前に ◇本日の読み聞かせ◇1年生 「うちのかぞく」 「ざぼんじいさんのかきのき」 読んでいる間中、ピーチクパーチク元気が良過ぎるくらいでした。
夜の公園は賑やかです。 といっても、これは未だ18時くらいの夜の入口でしたが・・・。 一度止んだ雨が、21時くらいに音をたてて再び降りました。 十六夜のお月さまは、お預けです。 紅葉・黄葉の落ち葉が闇の中で宴会を催していることでしょう。 勤労感謝の日の今日は、晴れたら紅葉狩りに行きたいものです。