2016.2.26 21:00〜22:54 八日目の蟬 解説・みどころ 日本アカデミー賞10冠に輝いた傑作! 愛を求める母娘の生き様に涙がとまらない・・・ 井上真央×永作博美の女優魂が激突! 女性の哀しみ、弱さ、そしてたくましさを描く深い物語 原作は直木賞作家の角田光代。脚本を「おおかみこどもの雨と雪」や「サマー・ウォーズ」などで知られる奥寺佐渡子が手掛けた衝撃の感動作が登場だ。主人公は、血のつながりのない母と娘。不倫相手の娘を衝動的に誘拐した女は、逃避行を経て“母親”になっていく。一方、産みの母と育ての母、二人の母親を持つことになってしまった娘は、憎しみにも似たわだかまりを胸にもがき苦しむことに…。“母”と“娘”、それぞれの思いを丁寧に紡いだ物語は、女性である哀しみ、切なさ、そしてたくましさをまっすぐに描き出している。主演の井上真央をはじめ、母親役の永作博美と森口瑤子、さらに、小池栄子、市川実和子、風吹ジュン、余貴美子ら、出演している女優たちの魂がぶつかり合うような演技は、まさに圧巻! 日本アカデミー賞で優秀主演女優賞、助演女優賞をはじめ13部門を受賞、最優秀賞10冠に輝いた、誰もの心に深く突き刺さる人間ドラマだ。 ストーリー 本当の幸せを、愛を求めて… 苦しみながらも前に進む女たちの物語 不倫相手の丈博(田中哲司)の子を妊娠したOLの希和子(永作博美)は、丈博に言われるままに中絶し、子どもを産めない身体になってしまう。丈博の妻・恵津子(森口瑤子)から口汚く罵られ、心身ともに傷ついた希和子は、ふとしたきっかけから生まれたばかりの丈博の子・恵理菜を誘拐。自分の過去を捨て、恵理菜と共に新たな人生を歩むことを決めるが、そんな日々は4年で幕を閉じる。 ―それから21年。大学生になった恵理菜(井上真央)は、本当の両親に心を開くことができないまま、家を出てアルバイトをしながら大学に通っていた。そんな中、彼女の前にルポライターを名乗る千草(小池栄子)が現れる。21年前の誘拐事件を取材したいと千草につきまとわれる一方、恵理菜は妻子のある男・岸田(劇団ひとり)との不毛な恋に身をゆだねていた。千草との会話を通し、恵理菜は心の底に封印していた過去を少しずつ紐解いていく―― 恵理菜を自分の子どもに付けるつもりだった「薫」という名前で育てることにした希和子は、誘拐事件の捜査から逃れるために偶然出会った「エンジェルホーム」という施設へ。そこではエンゼル(余貴美子)という女性を中心に、様々な事情で家を離れた女性たちが共同生活を送っていた―― 様々な記憶を呼び戻され、千草に少しずつ心を開き始めた恵理菜は、自分の中に新しい命が宿っていることを告げる…!! キャスト・スタッフ 出演 <秋山恵理菜=薫> 井上真央 <野々宮希和子> 永作博美 <安藤千草> 小池栄子 <秋山恵津子> 森口瑤子 <秋山丈博> 田中哲司 <沢田久美(エステル)> 市川実和子 <沢田雄三> 平田満 <岸田孝史> 劇団ひとり <エンゼル> 余貴美子 <タキ写真館・滝> 田中泯 <沢田昌江> 風吹ジュン スタッフ <原作> 角田光代(中公文庫) <監督> 成島出 <脚本> 奥寺佐渡子 <音楽> 安川午朗 <撮影> 藤澤順一 <照明> 金沢正夫 <美術> 松本知恵 <録音> 藤本賢一 <編集> 三條知生 © Nippon Television Network Corporation
Posted at 2016-02-26 03:28
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Posted at 2016-02-27 18:21
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