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波猫まち子の日記

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夢にちょっと近づけた...かな?

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今日、最近お仕事を頂くようになった雑誌の編集長の方とお食事させて頂いたのですが、こんなことが私の人生に起きるなんて、去年の秋までには考えられないことでした。(今日のブログはちょっと長いよ~ )

4年くらい前だったでしょうか。NがNight Terror(夜驚症)でしょっちゅう夜中に泣き叫びながら起きたり、学校に行きたがらなかった時期がありました。その頃、オーラソーマの方と知り合うチャンスがあり、Shineでセミナーを行ってもらうことに。何十個と美しく並べられたカラーボトルの中から、自分の好きなボトルを選び、その色に基づいてセラピーが行われるというものでした。

息子だけでなく、当時の私自身も何かもやもやしたものを抱えていたんだと思います。自分自身へのアドバイスも頂き、セラピストの方の柔和な雰囲気にすっかり癒されたので、息子にもセラピーをしてもらいました。彼女曰く、彼自身が心の中に葛藤を抱えている。お母さんは、夜寝る前にラベンダーオイルで優しくマッサージしてあげて下さい、安らかな眠りにつけるように、とアドバイスされました。そのマッサージの効果があったのか、彼の夜驚症も徐々になくなっていきました。

その時彼女に言われたのが、「書くことが好きならブログをやってみると良いですよ」ということでした。しかし当時の私は、「自分の心の中を書くなんて恥ずかしいし、それに私の生活なんて誰も興味ないはず」と否定的。今思えば、新しいことへの不安が勝っていたんですね。とは言え、本当は自分でもやりたいと思っていたのです(笑)。密かに考えていたブログのテーマが「普通のおばさんがライターになるまで」。壮大でしょ

実際にブログを書き始めるまで、それから4年かかりました。3人目の子供を産み、もともとずっと家に居ても苦にならない方なのだけど、赤ちゃんを抱えて更に引き込むようになり、家の引っ越しも重なり(新居のリモデルの最中はモーターホーム生活を強いられ)、次第に人付き合いから遠のくように。昼間、赤ちゃんと二人きりの生活は楽ちんで、甘くて、おうち大好きな私には至福の時期でもありました。でも私ちょっと引きこもりかな、と薄々感じてはいました。

モーターホームに住んでいた時はまだ良かったんです。不便な生活が面白くもあり、それがエクスキューズにもなりましたから。でも、リモデルが終わった新居に引っ越してきてから本当の苦労が始まりました。ペンキ塗りから床のタイル貼りに至るまで、四六時中寝る間も惜しんで働く夫に比べ、赤ちゃんがいる事を言い訳に何もしない私。もともと、悲しいかな日曜大工などのDIY系に興味の薄い私。そんな、一見ただのナマケモノにしか見えない私に不満だった夫と衝突する日々。

最初は、被害者意識でがんじがらめになっていました。夫が私を批判ばかりする、と。それで鬱になりかけました。でも、やる気が出ない自分の心の底をずっーと掘り下げていくと、色々なことが分かってきました。ずっと心に燻っていた「このままではいけない。自分を変えたい」という思いが、とある眠れない晩に「自分は行動しなくてはならない」という意志にはっきりと変わりました。

それからは堰を切ったようにブログを書き始め、タイミング良く伊藤比呂美さんのトークショーがありL.A.まで足を運び、主催していた雑誌の編集長の方とちょこっとだけご挨拶をさせて頂く機会がありました。そうだ、10年前、この雑誌社にライターとして応募した時は採用されなかったけど、もう一度チャレンジしてみよう、と勇気を出して履歴書を送ってみました。1週間以上なしのつぶてだったので、まあダメだったんだろうと期待もしてなかった分、気落ちもしませんでした。ところが、ある日その編集長の方からメールが。「書いたものを読ませて頂きました(長年Shineのニュースレターに載せていたエッセイをいくつか送りました)。ぜひ一度お会いして色々お話させて頂けたらと思います。」と。もうびっくり仰天。

その後、いくつかお仕事を頂けるようになり、私が夢に描いていたような、家に居ながら家事の合間をぬってライターとして仕事をする生活が実現...
(まあお仕事の量は、まだたかが知れていますがハハ )

そして今回、私の方からお誘いして編集長さんとのお食事が叶いました。夫に、「編集長とお食事に行く」って言ったら「何かカッコいい響きだね~」って喜んでくれました。お誘いするのもドキドキでした。でも若くて美人の編集長さんと面接でお話した時、とても話が弾んで楽しかったので、勇気をふり絞ったのです。そして何と、今日話をしていたら同い年だと分かり椅子から転げ落ちそうになりました  私が通っていた高校に彼女の友達もいたなど、共通点もあり話題は尽きることがありませんでした。

高校の卒業アルバムに書いた私の夢は、「エッセイストになること」。
その夢に、ちょっと近づけたかな...?

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