原因不明の湿疹とBOOKOFF
Apr
8
足首に醜く引っ掻き傷が残っているので、三週間先にある学校のオークションディナー(一年に一回先生や親たちが羽目を外して大騒ぎできる、ファンドレイジングのイベント )にドレスを着ていけるか心配...
さて、先日欲しい本があってサンディエゴで唯一日本の本が買えるBOOKOFFへ行ってきました。Hが本の間に挟んである仕切り板を楽しそうに外しているのを見て見ぬふりしながら(BOOKOFFさんごめんなさい )大急ぎで選んだのがこの6冊。
『サザエさんの東京物語』(長谷川洋子著)
『「うつ」がスーッと晴れる本』(斉藤茂太著)
『ドラママチ』(角田光代著)
『7日間でカラダを浄化する!リセット・ヨガ』(深堀真由美著)
そして、Hのために
『こぐまちゃんのみずあそび』(わかやまけん著)(同じシリーズで『しろくまちゃんのほっとけーき』がありますね)
『がたんごとんがたんごとん』(安西水丸さん)(安西氏のほのぼのとしたイラストに惹かれて)
実は、一週間あった春休みの間にずっと子供の世話ばかりしていたら気分が欝々としてきてしまったので、セルフヘルプの本でも探そうと思ったのです。名の知れた精神科医である斉藤茂太氏の父は、かの有名な斉藤茂吉氏(歌人、精神科医)。また弟の作家・北杜夫氏は、躁うつ病で良く知られています。自身もうつ病を患ったことがあるそうで、うつは風邪と似ていて条件さえ揃えば誰でもかかる可能性があり、同時に治りやすい病気である、とおっしゃいます。うつ病のメカニズム、長期に渡って気分が落ち込む場合は危険なのでどうやってそこを抜けだしたらよいかなど、わかりやすく、やさしく書かれた本でした。
Facebookか何かで、サザエさんの作者・長谷川町子氏のことを読み、以前から彼女のことをもっと知りたいと思っていたので、偶然この本を見つけてラッキーでした。昔懐かしい昭和の東京での暮らしぶりや傍若無人な作家の素顔が描かれていて、愉快な半面、家族以外には心を開くことが出来なかったという孤独な性格の悲しさ。しかし、そんな性格であったからこそ、国民的に愛される素晴らしい漫画が生まれたのかもしれません。
角田光代さんは大好きな作家。彼女の作品には、荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺など私にとって馴染みの深い中央線沿いの街が出てくるのでまず親近感が沸きます 彼女の小説に登場する、普通の人たちが普通に抱える倦怠感、こんなもんだろうと思いながら淡々と流れていく日常に深く共感、しかしその鋭い人間観察にはどこか警告を受けているような気持ちにさせられます。
そして、このところまたヨガを始めたいと思っていたので、マニュアルがあったらやりやすいと思って手にとったのがこの本。全く聞いたことがない著者だったのですが、ヨガの世界では有名な先生のようですね。実は、最近瞑想も始めたいと思っていたのですが、本の中には瞑想のやり方も書かれてありました。
ちなみに私のファンである詩人の伊藤比呂美さんも、最近瞑想に関する著書を出されました。(『禅の教室 坐禅でつかむ仏教の神髄』)
そして今日、週二日に増えたMの馬のレッスンの一日を夫が連れて行ってくれることになったので、Hがお昼寝している間に瞑想にチャレンジしてみました。5分くらいは良い感じだったのですが、テキストが来る。無視していたら電話がかかってきて夫から。Mの馬小屋の住所を教えろ!と。(もう何回も以前に教えたんですけどね)遅刻しそうで焦っていたらしい。よし、また心を落ち着けて...と戻るが、カーペットに触れるので足首が痒くて集中できず中断。痒みの原因を調べるか...とちょっとネット検索。5分くらいして、また戻る。隣でゴロゴロしていたブルースに、散歩に連れて行けとせかされたので結局全体で20分くらいしかできませんでした。でも、外に出て散歩する足取りがいつもよりシャッキリする感じ。
これからも、時間を見つけてはちょこちょこ瞑想を実行しようと思います