Mと映画鑑賞
May
7
M「ママの一番好きな朝ごはんは何?」
私「う~ん、みそ汁にご飯かな。」
M「一番好きなアメリカン・ブレックファストは?」
私「(ああそうか。Mが作れるものを答えなきゃ。)スムージーとグラノーラにヨーグルトとフルーツをのせたものかな。」
M「卵焼きとトーストも好きでしょ?」
私「うん、大好き!」
M「ただ聞いてるだけだから、気にしないでね~!」
明日の朝は7時に起こしてね、と彼女。母の日は、夫の両親と弟をブランチに招待しているので、それよりも早く用意しなきゃと思ったらしい。
夜、Nは親友M君と別の部屋でテレビを見ているので、私はMと珍しく二人きりで映画鑑賞をしました(昼寝をスキップしたHは先に寝てしまった)。
最初Mが『Uptown Girls』を観たいと言ったのだけどNetflixに無かったので、私が提案した映画が『Clueless』。そして、二つ目に観たのが『The Sisterhood of the traveling pants』
『Clueless』を思いついたのは、学校で人気者であることが“クール”であるとちょっと思っているふしのあるMに、それがいかに馬鹿気たことであるか気づいて欲しくて(笑)選んでみました。でも、主人公のアリシア・シルバーストーンがビバリーヒルズの豪邸で朝、巨大な回転クローゼットを前にパソコンでアウトフィットを選んでいる姿に当時胸がときめかない女子はいなかったんじゃないかな。が、服のセンスのすごさ(黄色のタータンチェックのジャケットに、黄色にミニスカートとか)に、時代を感じた~(何と20年も前の映画だと知って納得 )Mもファッションセンスのすごさに辟易した模様。
もう一つ驚いたのが、最初に観ようとしていた『Uptown Girls』にベビーシッター役で出ているブリット二ー・マーフィーが、ぽっちゃりしたダサ子ちゃん役として出演していたこと!彼女は、多くのテレビドラマや映画に出演しながらも、若くして亡くなっています。私が一番好きなのは東京の下町を舞台にした、西田敏行扮する頑固なラーメン屋のおやじに無理やり弟子入りさせてもらう『The Ramen Girl』。真っすぐでピュアなハートを持ったアメリカン・ガールが、頑固おやじをにどうしても作り方を教えて欲しいと必死で懇願する姿が胸を打ちます。
ところで、この映画を観たことがある人ならおわかりだと思いますが、8歳の女の子にはちょっと(かなり?)おませな内容。実際のシーンはないのだけど、セックスとかバージンと言う言葉がかなり頻繁に出てきます。Mはセックスという言葉をおませなクラスメールから「エスイーエックス」という風に教えてもらったようで、すでに知っています(詳しい内容までは知りませんが)。「バージンって何かわかる?」って聞いたら、わからない、と言うので、「今はまだ知らなくていいからね~。」とさらっと流しておきました。Mはこういう方面に興味深々な方なので、変に隠しておくのも良くないと思うし、かと言って全部説明するのはまだ早すぎます。時が来たらきちんとした情報を与えてあげなくちゃと思っています。
『The Sisterhood of...』はずいぶん前に観て、良かったのを何となく覚えていたので選んでみました。これも良かったですね~。出ている役者さんたちがみんなすごい人たちばかりでびっくりでした。仲良し4人の女の子たちがある夏、別々の場所で過ごすのだけど、偶然全員にフィットしたジーパンを1週間ごとに順番に送りあって履く約束をします。10代後半の、大人になり切れない若い心が抱える様々な葛藤。家族、友達、あるいは自分自身の中にある悩み、悲しみ、そして怒り。自分が若かったころのことを考えると、やっぱり同じようなことに苦しみもがいていたように思います。良い映画でした。
あ~この人いたいた、って思った『Cluelss』に出ていたポール・ラッド。久々に見たら格好良かったな