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波猫まち子の日記

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伊藤比呂美さんの朗読会

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今日は、私のサンディエゴでの母あるいはメンター的存在であるMさんが声をかけて下さったお陰で、とっても貴重なイベントに参加することができました!

バルボアパークの民芸博物館にて、ファンであり尊敬する詩人、伊藤比呂美さん(ものすごくラッキーなことにサンディエゴ在住)の詩の朗読会、更には長女のカノコさんによるお琴の演奏をバックグラウンドに次女のサラ子さんによる合気道のパフォーマンスまで見られるという、またとない素晴らしい機会に恵まれたのです。

伊藤さんと言えば、かつてカノコさんの(後にはサラ子さんや三女のトメさんについても追加された)育児について書いた『良いおっぱい悪いおっぱい』や『おなかほっぺおしり』が有名。育児エッセイの元祖とも言われています。私にとっても、遙か昔にこれらのエッセイを読んだのが伊藤さんの存在を知るきっかけになりました。

そんな一読者であった私にとって、エッセイに書かれていたお嬢様方が目の前でこのように沢井箏曲院(昔、ダバダ~の音楽で有名なネスカフェのCMにも出演した沢井忠夫氏が創設)の流派であるモダンな琴の演奏を聴くことできたり、サラ子さんがきりっとしたお顔でぴしっと背筋を伸ばしながら技を掛け合う姿を見られるなんて、本当に信じられないくらい。

伊藤さんは『伊藤ふきげん製作所』でも書かれているように、アメリカに来た当時は思春期真只中のお二人が摂食障害や引きこもりになってしまったりと、とても大変な経験をされました。新しいパートナー氏(アメリカ人)との間に生まれた3歳の幼児の子育ても同時進行でしたので、さぞかし大変だっただろうな・・・と思います。

そんなストーリーをある程度知っているだけに、目の前で立派に成長したお二人が(カノコさんにおいてはすでにお母さん)素晴らしいパフォーマンスをされていることにただただ感動するばかり。そして、(肝心の!)伊藤さんの詩の朗読。今回は詩の朗読だけでなく般若心経からも。伊藤さんは『読み解き「般若心経」』という本を出しているくらい仏教に精通されています。観客はアメリカ人が殆どですから、英語も交えつつ。後半は合気道の先生による同時通訳も。私は般若心経に関しては詳しく知らないので(ただいま伊藤さんのご著書で勉強中)、何となくしか分からなかったのですが 、観客の中には般若心経を知っているアメリカ人もいました。伊藤さんの全身を使った(ズンバをやっているのでそういうリズムが時々出てきてしまうそう。終わった後にお話を伺ったらそうおっしゃっていました )朗読は迫力があり、また英語で読むというのはアメリカ在住の伊藤さんならではで、面白いなと思いました。

終わったあとで直接伊藤さんご本人やカノコさん、サラ子さんにもご挨拶することができて嬉しかったです。誘ってくれたMさんに本当に感謝です。

さて、伊藤さんが去年ロスで行った「海千山千ライブ人生相談」が、10月にサンディエゴでも行われることになりました!Mさんと私で「ぜひ」と主催する雑誌ライトハウスにお願いしていただけに実現して本当に嬉しいです。今回も、生身のオンナの悩みを伊藤さんに直撃しようじゃありませんか!

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