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波猫まち子の日記

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夫のMへの気遣い

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朝の準備でバタバタしている時に、Mが「ママ、三つ編みして」と言う。三つ編みだったら不器用な私でもできるのでやってあげると、すぐに不満気にほどいてしまった。頭のてっぺんに寝グセがあって、そこが盛り上がっているのが嫌だと言う。毛が柔らかいので、何度抑えながら結わいても治らない。時間があったらヘアアイロンなどあててあげるのだが、そんな余裕はないし、第一寝グセぐらいで大騒ぎするような子に育って欲しくない(苦笑)。まだ8才なのだ

だんだん、彼女のワガママな態度にイライラしてきて、「誰もそんなところ見てないんだから!気にしてるのはあなただけでしょ?小さい事は気にしないの!」などと彼女の神経を逆なでるようなことを言ってしまう。そこへ、寝ていた夫が二階から、「おいおい、今日はMにとって大事な日だろ(病院で、折れた指の骨を抑えていたピンを抜く日だった)。もっと優しくしてやれよ」と言う。

それが、いつもみたいに私のやり方を頭ごなしに否定するという感じじゃなくて、本当に彼女を気遣っているように聞こえたので、私もそれほどむっと来ることはなかった。

Hの幼稚園の準備などに追われていると、気付いたら夫がMとダイニングルームに座って話している。ここ数日、忙しくてほとんど家にいることがなかった夫(実は、新しい事業を始めようとしていて、ウエブサイトの作成とか、商品開発のために遠出したりしていた。もちろんゴルフもやってるけど)。その新しく立ち上げる会社の話なんかしている(笑)。で、なぜだか知らないけど、いつの間にかMは寝グセのことは忘れて機嫌が直っていた

Mを学校で降ろし、Hの幼稚園に着いてから夫にテキストした。最初、「さっきは、助けてくれてありがとう」と書こうと思ったが、(別にお前を助けるためにやったんじゃない、とか言われそうなので)考え直して、「さっきは、Mの気持ちを落ち着かせてくれてありがとう」と書いて送った。

ピンを抜くことを怖がっていたMだが、無事終了。思っていたより全然痛くなくてホッとしたようだ。ギブスも取れてご機嫌だ。夜は数日ぶりに夫が夕食にジョインしてくれた。冷凍してあったバターチキンカレー(去年のハロウィンの時に作ったものです )と数日前に揚げたトンカツを作り直したカツ丼というとんでもない組み合わせ(+白菜サラダ)だけど、みんな美味しいと言ってくれました(笑)。

実は今日、Hは幼稚園で吐いて早引き。その後も連続して吐いたので、調子が悪くて私にべったり。寝る時間になって、Mがちょっと寂しそう。同じ家の中にいる夫にテキストした。「Mとちょっと横になってくれる?」「5分で行く」

今まで、こういうちょっとしたことさえ、夫に頼むことはあまりなかった。でもなんか、今日は自然にできた。

ちょっとずつだけど、夫と上手くコミュニケーションが取れるようになってきたかも、と思う。

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