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波猫まち子の日記

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二つ良いことさてないものよ

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この木は、おそらく私が一人で担... この木は、おそらく私が一人で担いで家の中に運び入れたやつです。
前回のブログを書いてから、しばらく連絡をとっていなかった日本の友人たちが直接メッセージをくれて、久々に近況を報告し合ったり、悩みや愚痴をこぼし合ったりしました。また、温かい言葉をかけてもらったり、このご時世、レストランでは会えなくて、公園にスナックを持ち寄って話を聞いてくれた友達もいました。Zoom呑み会を開いて、遠くに住んでいる友達を交えて、今まで深刻に悩んでいたことをつまみにビール飲みながらゲラゲラと笑い飛ばすなんてこともできました。

私が単純なのか、人間はそういうふうにできているものなのか分かりませんが、人に話せたことでこんなにも生きやすくなるものなんだ、って実感しています。

悩みが消えたわけではないのだけど、今までのような悲壮感というか、絶望的な気持ちは消えたというか。

数日前にYouTube動画で見つけた、「二つ良いことさてないものよ」という言葉はとてもしっくりと来ました。本解説のしもん塾という方が、もう亡くなられている河合隼雄さんという有名な心理学者が書いた『心の処方箋』を紹介している動画に出てくる言葉です。
https://youtu.be/XAXLciU00rI

つまり、「人間万事塞翁が馬」ってことですね。良いことがあったとしても、それが原因で悪いことが起こったりする。でもまたそれが原因で良いことが引き起こされたりする。確かに、自分の人生を振り返ってみても、そういうふうになっている気がする。ずっと良いことばかりじゃなくて、良いことと悪いことは交互にやってくるらしい。

それと、この動画で言っていたのが「あなたが手に入れたいと願ったものが、手に入らず落ち込んでいる時は、実は手に入らない方が良かったかもしれないのだ。良いこともあれば悪いこともあり、長い目で見ると両者が拮抗しているのかもしれないのだ」という一節。

うちの場合で言うと、特にここ数年、様々なことが原因で夫婦仲が悪く、それが原因で家族で何かを一緒にするということがめっきり減っていることに心底傷ついていた。こんな可愛い子供が3人もいて、(お金はないけど)そこそこ素敵な家に住んでいるのに、家族の心が一つじゃないなんて不幸だと思っていた。でも考えてみれば、夫が子育てに関与しなかったからこそ(もちろんゼロではなくて要所要所にはアドバイスをくれたり、当然、父親として存在してくれたことは確かです)、私は思う存分、子供たちとかけがえのない日々を過ごすことができた。こんな夫婦なのに、どうしたもんか子供たちは明るくまともに(まあもちろん、ちょこちょこ問題はあるにせよ)育ってくれた。

私(夫も)は良く、ニールかメレンを連れて夜ドライブに出かけるのだけど、ある時メレンがこんなことを言っていた。「お互いに愛してるとか言葉に出し合って関係を保っている夫婦もいるけど、ママとダディみたいに、くだらない喧嘩を通してお互いに思いやっていることを表現している夫婦もいると思う」マジか!?って思ったけど、その後、「だってダディは言っていたよ。ママのこと大切に思ってるって。ダディは多分、ママにしか鬱憤を発せられる相手がいないんだよ。だから我慢してあげなよ」とも言われた。

うーむ、12歳、なかなか大人だね。

でも今年のクリスマスは、ここ数年と比べて進歩していることに気づいたのです。自分ひとりで重いツリーを買いに行き、担いで家の中に入れたこともありました。ここ3年ほどは、親しい友人家族と一緒にJulianという近隣の山に出かけて、そこで育ったクリスマスツリーを買いに行くことにしているのですが、今までは夫は一緒に来れなかったり、遅れて来たりしていたのに、今年はなんと一緒の車で(そんなに遅刻することなく)買いに行くことができたのです!しかも、ツリーを買った後にみんなでJulianのピザ屋でピザと地ビールを楽しむということもできて。私からしたら上出来ですよ!メレンは道中、私と彼がやや喧嘩モードになったのが嫌だったようですが(苦笑)。

更に、いつもクリスマスイブに子供たちは一つだけプレゼントを開けて良いことになっているのだけど、今年はディナーを食べた後、子供たちがプレゼントを開けるの見ながら暖炉の前で和気あいあいと寛ぐことができたのです。あ、違う、一つだけ事件があったんだ。二―ルが暖炉にくべる薪を中庭から運ぶのを夫が手伝おうとしたら、ニールの手がすべってぶっとい薪が靴下しか履いてなかった夫の足の親指の上にドスン‼相当痛かったみたいで、だからしばらくおとなしくしてたから平和な時間が過ごせたのかな、って言ったら夫が可哀相か(苦笑)。

やっぱりこんなふうに(?)、良いかとと悪いことって交互にやって来るもんなのですね~。

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