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波猫まち子の日記

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Maren's 13th Birthday RV Trip to Northern California : Day 1

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夕暮れ時の美しいモンテシートの... 夕暮れ時の美しいモンテシートのビーチ。 広大な敷地に建つ友人の家。ドラ... 広大な敷地に建つ友人の家。ドライブウェイに大きなRVを停めても何ら問題ない。 桃の花。大学を卒業した後、夫と... 桃の花。大学を卒業した後、夫と一緒に日本に住んでいたこともある友人夫婦。日本を偲ばせます。 モーターホームが苦手なブルース... モーターホームが苦手なブルースはすっかりここが気に入ったみたい。フレンドリーなラブラドール2匹も加わって戯れるハーパー。
毎年、2月のメレンの誕生日には結構な出費を強いられています。数年前だったか、夏休みに家族でギリシャやイタリアへ旅行に行く親友に感化され、「私の誕生日にはイタリアに連れてって!」などと宣う。こちらとしては「はあ?」という感じだけど、夫は「おお良いね、僕たち二人でだったら行けなくもないかな。でもそれより中国の方が良いディールが出てるよ」(もちろん中国はメレンの希望にそぐいませんでしたが)なんてまんざらでもない。当然、10代の誕生日にイタリア旅行なんて常識外れというのが私の考えだから行かせるわけもないけど、それでも2年前に行ったスキー&スノボートリップは近場でしかもたった1泊しかしてないのに10万近くの出費だった。今年は何を言い出すかとドキドキしていたら、なんと親友二人を誘って北カリフォルニアまでRVトリップをしたいと言い出すではないか。RVトリップはいい。7年前、買ったばかりの家を全面改装している間、モーターホームを借りて6ヵ月住んでいたこともある私たちだ。その時にせっかく借りているのだからと訪れたビッグサーとカーメル(Carmel-by-the-Sea)、そしてなんとサンフランシスコまで行きたいと言う。彼女が友達を連れて行くならニールも誰か誘わないと釣り合わない。家族で行動するだけでも楽じゃないのに、他人の子供(全部でティーンエージャー5人!)まで連れてモーターホームで長距離旅行とは。まったくもって気が進まなかったけど、彼女の意志は固く、とうとう私たち夫婦を説得してしまったのです。

私が気乗りしない原因は二つ。一つは近くでキャンプするのでさえ、夫は出発ギリギリまで仕事を入れたりするので、本当に旅行に行けるのかさえ不安なのです。実際、RVを予約した後でも、私はこの不安にさいなまれ、ひょっとしたら私ひとりで運転して行かなくてはならないのではないか…とさえ考えていました。もう一つは、総勢8人(しつこいけど内5人はティーンエージャー)となる多人数の食事問題。何を準備したら良いのか…。この人数だから、外食ばかりするわけにもいかない。今から考えると笑えるのだけど、出発直前まで本当に鬱々とした気持ちで過ごしていたのです。

さて、いよいよ迎えた当日の朝。モーターホームの貸主にお願いして予定よりも1時間早い、8時にピックアップ時間をアレンジしてもらったのに、やはりテリーは直前に予定が入り30分遅刻してしまう。まあいい。無事ピックアップできたのだから。これで一安心。問題は次。家に着くなり子供たちは大喜びだが、夫はまた仕事に入ってしまう。「一体いつ出発できるのか?」が次の難関だった。とりあえず、うちの朝ごはんの定番、ブレックファーストブリトー(ジャガイモ、カラーピーマン、ベーコン、卵を炒めてチーズとサワークリームをのせてトルティーヤで包んだもの)を作って子供たちに食べさせる。ガールズはクロワッサンにチョコレートを挟んで食べていたが(苦笑)。大量に用意したスナック類、パン類、シリアル、水、そして大きめのクーラーボックスにはビール、白ワイン、牛乳、チーズなどを入れてモーターホームに積み込む。モーターホームに当然冷蔵庫も付いているのだけど、いきなり冷えているわけではないので、クーラーボックスも必要。ちなみに、今回レンタルしたRVはこちらのタイプ。

ラッキーなことにテリーの仕事は案外あっさり終わり、昼過ぎには無事出発。最初に向かった先は5時間離れた場所にあるサンルイスオビスポ。ここは、テリーの古くからの友人家族が住んでいて、前回モーターホームで旅行した時も停めさせてもらったのです。でも、夫が当日の朝まで連絡しないから、そこに駐車させてもらえるかギリギリまでわからず、近くのRVパークを予約しようと思ったけど一杯だったのは幸いでした。私もすでに何度も遊びに行っていて、彼らに会うのも楽しみだし、何といっても広大な敷地から見渡す景色が最高、友人の家もとっても素敵なのです。まあモーターホームだから実際、家に泊めさせてもらうわけじゃないし、こちらとしても当日に連絡してもそれほど気が引けないというのはありました(苦笑)。

さて、「ひょっとしたら私が運転しなくてはならないのではないか」という私の予想は的中しました。出発直前まで仕事をしていたテリーは当然寝不足。2時間くらい走ったらウトウトしてきた。「これはマズい」と交代を申し出る。これには理由があります。実は彼、1週間前に居眠り運転で事故を起こしているのです。それまでも数回、ヒヤッとする思いをしていたにも関わらず、借りていたコマーシャルバンをフリーウェイを走行中に路肩に突っ込んでしまったのです。だから、今回は絶対事故ってはならないということで、多少の不安はあるものの、普通免許で運転できるわけだからとハンドルを握りました。命には代えられませんもの。走り出したら意外とスムーズに進み、でもだからといって気を抜いたらアカン、と常に気を張って運転していました。途中、ロサンゼルスを抜けた辺りでガソリンスタンドで給油とトイレ休憩。モーターホーム内でずっと不安そうに運転席と助手席の間から離れなかった老犬ブルースもニールがトイレに連れ出す。普段から花火や雷が苦手なので、モーターホームのエンジン音も苦手らしい…可哀そうに。最初に停めた場所がモーターホームのガソリン給油口の反対側だったため、車を移動させたら、給油機のスレスレに停めてしまい、冷や汗をかく。ガソリンスタンドに居る間、メレンが「Snoop Dog(有名なラッパー?)が乗ってる車を見た!」と叫んでいたけど、本当かどうか怪しい。

無事ガソリンを入れて出発したものの、Uターンに失敗し(なんせ車体が10メートル近くあるので1回でターンできないことが多い)、向かい側のガソリンスタンドに乗り入れてからUターンする。陽が段々と傾き始める中、サンタバーバラに向かう海岸線沿いを走る。海がまるで生クリームのように滑らかな黄金色に輝いていて本当に美しい。テリーの提案でモンテシートのビーチに寄ることに。有名なFour Seasonsホテルがある街です。運よく、海の目の前に大きなRVを停めることができ、みんなで一目散にビーチに向かう。中でもブルースは大興奮で一人(一匹?)でどんどん遠くまで行ってしまう。犬を放し飼いにしている人が多かったので、それほど気にならなかったけど、あまりにも遠くまで行くので閉口してしまった。どうやら、よっぽどモーターホームに戻りたくなかったらしい。ハーパーはメレンたちのお姉ちゃんグループにすっかり打ち解けて、私とよりそっちと行動したい様子。これまでの旅行では、彼女から目を離さないことが自然と私の役目だったから、一人で行動できることがとっても新鮮。と、メレンが興奮しながら「ママ、ルークがいた!」と叫んで走ってくる。ルークっていうのは、ハンティントンビーチに住む、以前メレンが好きだった男の子です。でも、あることが原因で一気に冷めちゃったみたいなんだけど、サーフキャンプでこの辺に良く来るとはいえ、とんだ偶然です。美しいビーチを後ろ髪を引かれる思いで出発し、途中、テリーがまたウトウトしてきたので慌てて交代する。

サンタバーバラからピズモビーチの内陸部にあるサンルイスオビスポまでは約1時間半。州内でも最古級の街らしいです。また、「全米で最も幸福な都市」というデータもあって、なだらかな丘陵地帯に囲まれた歴史のあるのんびりとした街です。すでに陽が暮れていたため、暗闇の中をモーターホームを走らせ、少しだけ道に迷いながらも友人宅に無事到着。広大なオープンランドに外壁に蔦を張らせたスパニッシュスタイルの平屋が建っています。敷地内の一角には以前の所有者が使っていたという馬小屋と納屋があり、納屋はゲームルームとして使われています。友人は4人の息子の父親で、今は一番下の17歳の子だけが家に住んでいるとか。みんなで挨拶を済ませ、子供たちは家の中や周辺を散策、テリーは旧友とビール片手に近況を報告し合い、私はお腹を空かせているキッズのためにモーターホームで夕食の準備に取り掛かりました。以前住んでいただけあって狭い車内のキッチンの使い勝手は良くわかっています。車体の外にあるLPガス栓を開き、モーターホーム内のLPガスのスイッチをオンにすると、ガスコンロが使えます。前日に用意し、クーラーボックスで冷蔵しておいたハンバーグパティを鉄のフライパンで焼く。バンも少し温め、肉が焼けたらチーズをのせ、レタスやスライスしたトマトを挟んでハンバーガーの出来上がり。ケチャップとマヨネーズは持ってきたのに、マスタード忘れた~(苦笑)。一気に焼けないので、先にモーターホームに戻ってきたガールズに食べさせ、次にボーイズ、そして最後に私とテリーが食べました。クーラーボックスで冷やしておいたアサヒビールが美味しいです。その後、ガールズはモーターホームの上に登り、済んだ夜空の星を満喫したようです。

ガールズ3人は運転席と助手席の上にあるスペース、ボーイズ2人は2段ベッド、そして私、夫、ハーパーは一番奥のクィーンベッドで就寝。明日はカーメルに向かいます。

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