Maren’s 13th Birthday RV Trip to Northern California : Day 3
Mar
3
ガールズは昨日、カーメルのダウンタウンに行けなかったので、出発前に20分のタイムリミットでコーヒーショップにドロップオフし、飲み物とペイストリーを買いに行かせる。駐車できないので、私とテリーは狭いダウンタウンのガソリンスタンドで給油。フリーウェイに乗ると、すぐに風光明媚なゴルフコースと高級住宅地で有名なぺブルビーチのサインが。夫が「メレン、ぺブルビーチだよ、寄りたい?」って聞くもんだから、メレンは当然「行く!」ってなるでしょ。$10払って17マイルドライブというシーニックドライブを海辺に向かって走る。最初は森の中を走っているだけで、これにお金を払う価値があるかなどど毒づいていたのだけど、海岸線に出てびっくりしました。白波がビーチ沿いの岩を激しく打ち付ける様は、南カリフォルニアでは見たことがない光景です。吹き付ける寒風の中、その荒々しい波しぶきに度肝を抜かれました。真っ白い波と鮮やかなクリスタルブルーの海水の中を、黒いアザラシが泳いでいるのがちらほら見え、思わず「寒そう!」と呟く。サンフランシスコに到着するのが遅れる~とぶーたれていたことを反省しました。
結局、ぺブルビーチに寄ったのでレッドウッドの森に行く時間は無くなり、そのままサンフランシスコ市内へ行くことに。再びTちゃんにごめんね、また変更とラインで連絡すると、4時くらいにミーティングが終わるとのことで、ちょうど良い時間に着けそう。途中、パロアルトにある私も一度訪れてみたかったスタンフォード大学のキャンパスに寄る。小学校の時に仲良しだった友達のお父さんが今でも教えている大学です。彼女は私が初めて知り合った、いわゆる帰国子女という外国の香りを漂わせている子でした。タイムリミット20分でキッズを解き放ち、戻ってきたら一路サンフランシスコへ。しかし、ドロップオフしてもらう予定の(結局、テリーには先にRVパークに行ってもらうことにした)クリッシーフィールドというビーチに行くには市内を通らなくてはならないことが判明し、急遽Uターンして街はずれの何とかガレリアというショッピングモールで右も左もわからない私プラス6人の子供たちは降ろされることに(涙)。46にもなるのに、知らない土地ではまったく不安になるから困ったもんです。そこからTちゃんと待ち合わせ予定のバレンアストリートへは車で16分くらいかかるらしい。メレンが早速Uberを予約する。でもボーイズを入れたら7人だから、もう一台予約しないとと話していると、「大丈夫。僕たち、ちょっとこの辺を散策してから後でそっちに向かうから」とさっさと歩き出してしまう。「バレンシアストリート、ミッション地区ね。わかった」とまったく動じない彼らを少々不安気に送り出し、Uberを待つもののまったく来ない。どうやらメレンは背後にあるペットショップを、別の地区のアドレスで入力したらしい。そちらをキャンセルして新しいライドを正しいピックアップポイントで入力し、無事にやって来た車は以前乗っていたトヨタのシエナ。なんだか懐かしい。
待ち合わせはそのミッション地区のバレンシアストリートということだけで、具体的な場所は決めていなかったので、適当にその辺のWhole Foodsで降ろしてもらう予定だったが、良いタイミングでTちゃんからラインが。「19th とDoroles Park」がぶつかる辺りで降ろしてもらうとショッピングエリアに近いよ」と。ドライバーにそこで降ろしてもらい、さてどちらへ向かえばバレンシアストリートなのか。すっかりお上りさん状態。Google Mapを見れば良いものの、またまたTちゃんにラインしてしまう。「公園を背後にして反対側に歩けば着くよ」。なんとも情けない。Tちゃんが言っていたように、コロナのせいで街はガラガラ。この周辺は一部歩行者天国のようになっているらしい。ガールズの一人が「お腹空いた~ピザ食べたい」というので食べる場所を探してみる。知らない場所ではレストランを見つけるのさえ一苦労です。そこへ、仕事を終えたTちゃんのSUBがすぐ近くに到着。考えてみればちょうど1年前にサンディエゴでランチをしているので、そうしばらくぶりではないのに、はるばるこうやってサンディゴから500マイル(約800キロ、東京から青森までとほぼ同じ距離)を運転して会いに来たと思うと感慨深い。
「ショッピングがしたい」というメレンにお洒落なブティックを教えてもらう。そしてピザが食べたいメレンの友人にはピザ屋をググってくれる彼女。でも、どこも外での飲食も制限されていたため断念していたら、屋外席が賑わっているペルー料理店の前を偶然通りかかる。ガールズにメニューを見せると、彼女たちが食べたいマック&チーズやエンパナーダ(具入りのペイストリー)もあるので、ピザを食べたくなかった私は「よし、ここにしよう!」と決めて入る。Tちゃんのアドバイスでペルー料理の定番、ロモ・サルタード(牛肉、玉ねぎ、トマトをさっと炒めた一品)とセビーチェ(エビ、白身魚、イカをレモンとハーブ、塩で味付けしたもの)も頼む。サンディエゴでも外食することはほとんどなくなっていたので、久しぶりに会う友人を交えて4人のガールズとワイワイ食べるのは何とも楽しい時間でした。
Tちゃんはゴールデンブリッジが見たい、ショッピングエリアに行きたい、というメレンのわがままを嫌な顔一つせず聞き入れてくれ、市内を走り抜けて夕暮れ時のゴールデンゲートブリッジをクリッシーフィールドから眺めることができました。ダウンタウンはほんとガラガラだからと彼女が言う通り、次に向かったユニオンスクエアは人影も少なく、しかもほとんどの店は7時までにクローズしてしまうので閉店15分前にギリギリZaraに飛び込む彼女たち。ニールたちはどうやら電動自転車をレンタルし、ドロップオフされた街はずれからユニオンスクエアまで無事到着し、食事ができる店も見つけられたよう(途中、Life360という位置情報共有アプリで彼の居場所を確認したら、Tちゃん曰くちょっと危ない通りにいたので不安だったけど、大丈夫だったみたい)。8時過ぎに二人をピックアップし、ガールズのリクエストで有名なボバ屋に寄り、Tちゃんの厚意に甘えて少し離れたRVパークまで送ってもらいました。なんとも慌ただしい再会だったけど、車中でもいろいろおしゃべりできたし、子供たちの顔も見てもらえたし、メレンは益々サンフランシスコが大好きになったようです(以前に一度、ガールスカウトで来たことがあります)。