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波猫まち子の日記

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私が最も恐れるもの

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人はそれぞれ、他人には理解できない恐れというものを抱えていると思います。

私にとっての恐れ、それは「孤独」です。あるいは「ひとりぼっちになること」。

子供の頃はまったくそういうものを意識することはありませんでした。3人姉弟の真ん中で割と社交的で、でも日記を毎日欠かさず書くなど、自分の世界も大切にしていました。

私が一番最初に孤独の存在を意識したのは、多分高校2年生の時。朝日ウィークリーという新聞が主催する交換留学生プログラムに応募し、その研修旅行で箱根に1泊2日で参加した時のことです。初めて会う人たちの中で緊張もしており、それでもすぐに友達ができたのですが、何かの拍子に皆で旅館の窓を開けたのです。大型旅館の上の方の階だったと思います。外は漆喰の闇。まるで吸い込まれそうな恐怖を感じたことを今でも覚えています。

そして、決定的な寂しさを感じたのは、家から遠い大学に通うことになり、一人暮らしをするアパートへの引っ越しを母親に手伝ってもらった時のことです。荷物を運び終わって帰ろうとする母に、一人になるのが耐えられず、「もうちょっとだけ居て」とお願いしたのです。しかも、私の記憶では母だけが引っ越しを手伝ってくれたということになっているのですが、実際には伯父がトラックを出してくれ、姉や弟も手伝ってくれていたのです。母が私の部屋で昼寝をして時間を潰してくれている間、彼らはトラックの中で待っていてくれた、という話を後から姉に聞いて、本当にびっくりしました。私の記憶の中からすっぽり消え去っているのですから。

この「一人でいることの寂しさ」は、後々の私の人間関係(特に男性との)に強く影響を与えたと思います。

19年間の結婚生活を経て、私は今、また孤独と向き合おうとしています。でも、48才になって3人の子供も得た私は、20代の私とは違います。寂しさと向き合える勇気を得たと言えると思います。本当は今でもとっても怖いのだけれど(苦笑)、自分の中から生まれてきた気持ち、そして、何よりも周囲からの大きな支えがあって、遂に人生を変えようという決心をすることができました。

私はひとりだけど、一人ではない。本当の意味で、自分と仲良くやっていける方法をこれからも模索し続けたいと思います。

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