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もの言う牧師のエッセー 第148話 再投稿

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もの言う牧師のエッセー 第148話 再投稿
「 終戦70年目を迎えて(上):120年前 」  

   終戦70年目の今年は、過去120年を振り返る年となった。今年に入ってから中国メディアは、120年前の日清戦争敗北の原因を巡って議論を沸騰させてきたが、中国空軍の上将(大将に相当)である劉亜洲氏は7月、「敗因は近代化の遅れや上層部の腐敗構造にあった」などと発言、その冷静な意見に驚いた。

実は当時の清国海軍北洋艦隊には、世界最大かつ不沈艦とされるドイツ製戦艦「定遠」と「 鎮遠」があった。開戦に先立つ1891年7月には丁汝昌提督がそれらを率いて日本を“表敬訪問”までしている。1ヶ月ほどの滞在だったが親善とは名ばかりで実際には恫喝であったことは言うまでもない。日本は巡洋艦が主体であり戦艦を持っていなかったために、日本中がこの巨大艦を見て震え上がり、清国側の日本に対する威嚇は十分に奏効した。それだけではない。当時の旅順要塞は “東洋最強” を謳われており、清国の総兵力も日本の2倍以上であった。

が、さしたる活躍もなく北洋艦隊は黄海開戦で壊滅し、丁汝昌は自決。旅順に至ってはたった一日で陥落、日本側戦死者わずか40名という軽微な損害で幕を閉じた。思えば高杉晋作らは、列強に侵食される中国を見て他山の石とし、日本の近代化の為に奔走したのであったが、もはや “死に体” 同然の中国に止めを刺したのが同じアジアの朋友たる日本であったことは誠に皮肉だ。

その後、勝利に酔う日本は列強に加わり、さらに強くなり連勝街道をひた走るが、それは同時に中国の恨みを増幅していく過程であったと言えよう。21世紀になった現在もまた、日本は小さな海軍力しか持っておらず、中国の上層部は腐敗し、中国海軍は大型空母を建造し日本を威嚇している。我々は何という無駄な堂々巡りを繰り返しているのであろうか。 聖書には

「なぜ国々は騒ぎたち、国民は空しくつぶやくのか。」詩篇2篇1節

と記されている。書かれたのは神であるキリストが人間として来臨する1000年も前である。ちなみに詩篇第1篇には、神に従う者が味わう祝福が示されている。そしてこの第2篇は神に従わない者たちの愚行で始まったかと思いきや、やがて救い主として登場するキリストが突如として示されるのだ。これを「メシア預言」と言い、本篇最後には

「御子に口づけせよ。
 主が怒り、お前たちが道で滅びないために。
 怒りは今にも燃えようとしている。
 幸いなことよ。全て主に身を避ける人は。」同12節 

と結ばれている。110年前の日露戦争を経て100年前の第一次大戦、そして全てを失った70年前の戦争。しかし今日も世界はキナ臭い。それでもなお、神は今日も諦めることなく、人類一人ひとりのために門を開けて待って下さっている。。。           2014-8-22 

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