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もの言う牧師のエッセー 再投稿

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もの言う牧師のエッセー 再投稿
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第348話「 キリストの教え 」
 
  6月9日、MSNのニュース欄を見ていたら、「キリスト教の教え実践か?」などと日本のネット記事らしからぬタイトルが目に飛び込んできた。驚いて記事を見てみるとそれは、東京発新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ」の最終便で、男が女性乗客にナタを振るって襲い掛かり、とっさにそれを止めようとして梅田耕太郎さんが男を後ろから羽交い締めにして押さえ込み、その間に多くの乗客が避難できたものの、梅田さん本人は返り討ちに遭い馬乗りになった容疑者に何度も刺され帰らぬ人となってしまった痛ましい事件に関することであることが分かった。
 
さらに記事を読み進めると、何と、明治42年に実際に起きた鉄道事故を描いたノンフィクション、「自己犠牲の愛」を描いた名作で知られる三浦綾子の小説「塩狩峠」について書かれているでないか。北海道上川郡の塩狩峠を越えたところで汽車が暴走し、満員の乗客の命を救うため、クリスチャンで鉄道職員の永野信夫が自らの体を線路に投じて、列車の下敷きになることで車輪を止めた話である。同作品は映画化され、真っ白な雪の上に、汽車を止めた永野の真っ赤な鮮血がほとばしるシーンを覚えておられる方もおられよう。
 
実は梅田さんは鎌倉にあるクリスチャン系名門中高一貫校「栄光学園」で学んだ。2018年度の東大合格実績全国5位、77人を送り込む 超進学校だ。彼はそこでスポーツにも熱心でロックバンド活動もやり、東大工学部大学院卒業後も工学者として余すところなく業績をあげたことも驚きだが、もっと驚いたのは、学校関係者が語った「確か彼の実家はクリスチャンだったはずです。学校で合言葉のように使っていた『Men for others(他者のために)』というキリスト教の教えが根付いていたんでしょう。」   聖書は言う。
 
「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。
 それによって私たちに愛がわかったのです。
 ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」
1ヨハネの手紙3章16節。
 
ああ、梅田さんはイエスの愛を惜しみなく実践し壮絶に散った。
今はただ、ご遺族の平安を祈り、容疑者の回心を神に心から願いつつ、梅田さんに続く真の信仰者の道を目指したい。                     2018-8-11

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