講義の様子です。生徒さんも真剣に聴いて下さっています。
助産師ならではの視点で、講義資料も作っています♪
今日は、県内の中学校・高校に出向いて「いのちの出前講座」という性教育を6年間続けている、当院助産師の新中さんをご紹介したいと思います。
昨年は
7月 倉敷市立翔南高校 定時制部 全学年+教員
7月 岡山市立香和中学校 2年生+教員
12月 倉敷市立多津美中学校 中学1~3年生 566名+保護者+教員
12月 総社市立昭和中学校 中学2年生 24人+教員
の4校に性教育【いのちの出前講座】に行ってきました。
【いのちの出前講座】として、岡山県下の中学生、高校生、保護者の方に性教育を始めてから6年目になります。私にとってはあっという間の期間でしたが多感な時期を過ごす学生の彼らにとっての6年間は心や体の変化はもちろん取り巻く環境は多様化し複雑になっています。
これまで私は生徒さんを把握し講義していくうえで事前に各学校に伺い情報収集・先生方にアンケートの協力を依頼して内容構成しています。子どもたちの家族背景などは様々で『型どおり』で大雑把、一方的な内容構成では『聴いてくれる講義』にならない現状になっていると感じております。
親がいなくても姉弟で強く正しく生きている子もいれば、親がそろって一見裕福で何も不自由のない子でも寂しく満たされない子もいます。一般的に普通にみえる家庭であっても蓋をあけてみれば何かしらの悩みはあるのは当然です。そして、この人間が直接触れ合うことが希薄になったネット社会。子どもたちはこの時代の中を私たちが想像する以上にいろんなことにぶつかりながら生きて大人になっています。色々な背景の中にある彼らに、ただ面白いと興味をもつだけでなく心に刺さる内容をといつも助産師目線で構成しています。
いのちの講座の中で私が多感な時期にある彼らに伝えたいことは初心から今でも変わらず、子どもたち自身が『心で感じ』『頭で考え』『行動する』ことができるようになることです。なにか問題にぶつかった時、それを色々な方向から感じることの大切さ、感じたうえで自分なりに何が正しいのかを考えることの苦しさや難しさ。そして、それを行動に移していくことのねばり強さ。大人でも難しいこのことを多感な中学生という時だからこそ、彼らに講義を通して感じ考えてもらえたらと思います。
【性教育】は避妊教育だけではありません。【性教育】は【心】と【性】の教育で『人が人らしく幸せに生きる』ための【いのち】の教育と考えています。年齢や性別・立場を超え色々な背景の中にある対象の方が自分や他人を大切に思えるきっかけになればと願います。
新中さんは明るくユーモア溢れる、あたたかな笑顔が印象的な助産師さんです♪こうした理念をもって多感な思春期の生徒さんへの教育へ尽力しながら、学会等にも積極的に参加しています。とても勉強熱心な方で、医院としても頼もしい限りです!
皆さん、今後ともよろしくお願いしますね(*^_^*)
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