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日本最古のクリスマスは、山口県から。

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Blog#40

日本最古のクリスマスとは?

サビエル教会について

スペイン・ナバラ生まれのカトリックの  

司祭フランシスコ・デ・ザビエル。  

彼はイエスズ会の創設メンバーの

ひとりという由緒正しい宣教師ですが、

1549年に日本に初めてキリスト教を伝えた人として有名です。

ちなみにザビエル牧師は1506年頃に

生まれた人とされていますから、

日本に来たのは40歳を過ぎてから。

この時代の人としては決して若くはない年齢です。

このザビエル牧師が日本で最初に根をおろしたのが山口県。

当時の周防国の大名・大内義隆に布教の自由を許され、

日本最初の常設の教会堂を現在の山口市に設立しました。

これが1551年4月のことです。

翌1552年12月24日(陰暦では12月9日)、

宣教師らは多くの日本人信徒を招き、

宣教師によって賛美歌が歌われ、

日本で最初のクリスマスがおごそかに祝われました。



サビエルかザビエルか?

フサンシスコ・ザビエルの名前は、Francisco de Xavier

または Francisco de Gassu y Javierというスペルです。

文字を眺めると「ザビエル(ジャビエール)」と

読みたくなるのですが、

イタリア語読みでは「サヴェーリョ」がより近いといわれています。

日本では「ザビエル」という読み方のほうが

広く定着していますが、

地元山口県では「サビエル」と発音され、

記念公園や記念聖堂の名前も「サビエル」となっています。



短かった布教時代

こうして1552年に始まった日本のクリスマスですが、

実はそのわずか5年後の1557年、

戦乱が起きてキリスト教の守護者であった

大内氏が滅亡してしまいます。

日本はその後キリスト教が禁教となってしまいましたので、

ザビエルのせっかくの苦労も、日本初のクリスマスの風習も、

発祥後わずか5年で長らく途絶えてしまうことになります。

なお山口市は2006年11月、

ナバラ州首相から

「山口市が日本のクリスマス発祥の地である」

という認定書を受けています。

さて、当のサビエルは1552年4月に

「日本での仕事は一段落した」と考え、

日本初のクリスマスに参加することもなく

中国へ布教の旅に向います。

しかし中国への上陸は許されず、

上川島という広東省の沖合にある島に滞在するうち

病気で46歳の激動の生涯を終えました。


山口カトリック教会 山口サビエル記念聖堂より引用。


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