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- 北朝鮮、金正恩のコメディー「ザ・インタビュー」レビュー
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Blog#47
北朝鮮の最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)の
暗殺計画のてんやわんやの、「ザ・インタビュー」
最初に、一言、「最低につまらない映画!」
北朝鮮の、怒りの「アメリカの露骨なテロ行為」と
非難するより、こんなひどい映画作りやがって!と、
怒るのが先かもしれない。
“The Interview”(米国2014年12月25日 公開)
日本での劇場公開は、
今のところ、決まっていないもよう。
邦題: 無し
ジャンル:アクション・コメディ・パロディ
上映時間:1時間52分
お薦め度:★ (4★が満点)
(ストーリー)
テレビのトーク・ワイドショウの「スカイラーク・トゥナイト」を
司会するデイブ・スカイラークと
製作者のアーロン・ラパポートは、
有名人の内幕や秘密を次々とインタビューで暴露し、
その三面記事的な内容で人気を誇っていた。
ある日、北朝鮮の独裁者キム・ジュンウが、
彼らの番組の意外なファンである事をつきとめ、
北朝鮮に接触にインタビューをして貰えるものになる。
しかし、アメリカのCIAは彼らに平壌に行って、
キム・ジョンウを暗殺して欲しいと依頼して来る。
平壌に降り立った彼らを待ち受けていたものは
果たして何だったであろうか。
(監督・俳優・製作スタッフ等)
監督及び原案は2013年の「ディス・イズ・ジ・エンド」
俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」を
共同監督したエヴァン・ゴールドバーグと
俳優も兼ねるセス・ローゲン、
製作は彼ら二人と共に「ディス・イズ・ジ・エンド」を
製作したジェームズ・ウィーヴァー、
脚本はテレビドラマの「ジ・オフィス」や
「GIRLS/ガールズ」などを書いたダン・スターリング、
撮影は今年大ヒットしたコメディの
「バッド・ネイバーズ(隣人たち)」などのブランドン・トゥロスト、
音楽は「ベイマックス」を始めとして
数々の大作の音楽を担当しているヘンリー・ジャックマン、
編集も「ディス・イズ・ジ・エンド」で一緒に
仕事をしたゼン・ベイカーとエヴァン・ヘンケ
美術(プロダクション・デザイン)は
2013年の「ワールド・ウォーZ」などのジョン・ビリントン、
主演には2011年の「猿の惑星:創世記」や
「127時間」などのジェームズ・フランコと
この作品の監督・原案・製作を担当しているセス・ローゲン、
共演には2012年の
「バチェロレッテ-あの子が結婚するなんて!」
などのリジー・キャプラン、
韓国系俳優のランドール・パークと
ダイアナ・バン他が出演している。
(作品評価)
この作品は多分今年一番悪い意味で話題を
提供した作品だと思われる。
この作品のポスト・プロダクションが終った6月25日に、
北朝鮮はこの作品を
「アメリカの露骨なテロ行為であり、絶対に許せない。
上映を黙認・擁護するなら、
それ相応の無慈悲な対応措置を取る。」と
非難する声明を出した。
その後、今月(12月)になってから製作・公開会社の
ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント(SPE)の
コンピューターに、サイバー攻撃者の
「平和の守護者」(The Guardians of Peace)から
ハッカー攻撃を受け、
また劇場公開をした場合には観客の命は
保証出来ないと言う脅しを受け、
12月25日のクリスマスの日に公開予定だった
この作品を12月18日に公開中止をSPE側では決定した。
翌日の19日にはオバマ大統領が上映中止は、
悪質な攻撃に屈することになると非難、
また映画業界の俳優たちも揃って中止を非難した為に、
23日になってSPE側は公開を決定した。
しかし、大手の劇場チェーンは揃って公開を拒否した為に、
インディ系の劇場300館で公開にこぎ着けた。
劇場公開と同時にビデオ・オン・デマンドでの
レンタル($4.95)とバイ(買取り、$14.99)を始めたので、
公開から4日間で劇場は約3百万ドル、
そしてデジタル配信の売上は1千5百万ドルと、
約2千万ドル弱を稼いだようで、
今までのデジタル配信の売上の記録を作った模様。
(デジタル配信に当初参加したのは、グーグル社の
You TubeとGoogle Play、マイクロソフト社のXbox Live、
それに後乗りしたのがアップル社のiTunes Storeなど)
前置きが長くなりましたが、
僕もYou Tubeに登録をした後、
約5ドルを支払いこの作品を大型のデジタル・テレビ
で観ました。結論から言えば、観るに値しない映画で、
ストーリーのプロット、台本(スクリプト)、
演技、編集・構成などなど全く酷いの一言です。
多分、「ディス・イズ・ジ・エンド」を製作して
俳優や製作仲間が集まった時に、
今度この手の面白いパロディ・コメディ作品を作ろうと思い付き、
話し合い、それを「ディス・イズ・ジ・エンド」を製作・公開した
SPEに持ち込み、製作のO.K.を貰ったものと思えるが、
まったくいい加減で作っているので、
コメディながら、結局一回も笑わず終いであった。
「40歳の童貞男」、
「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」、
それに「テッド」などのアメリカのコメディ作品は
年に1本か2本は、本当に面白い作品が作られてるのだが、
こんな酷い作品に約4千万ドルも
SPEは費やしたみたいで、
もっと、まじめにコメディ作品を作れと言いたい、
北朝鮮の、怒りの「アメリカの露骨なテロ行為」と
非難するより、こんなひどい映画作りやがって!と、
怒るのか先かもしれない。
配給会社:コロンビア・ピクチャーズ(ソニーの下部組織)
製作会社:コロンビア・ピクチャーズ
監督:エヴァン・ゴールドバーク、
セス・ローゲン
製作:エヴァン・ゴールドバーク、
セス・ローゲン、
ジェームズ・ウィーヴァー
原案:セス・ローゲン、
エヴァン・ゴールドバーク
撮影:ブランドン・トゥロスト
音楽:ヘンリー・ジャックマン
脚本: ダン・スターリング
編集:ゼン・ベイカー、エヴァン・ヘンケ
美術(プロダクション・デザイン):ジョン・ビリントン
俳優:セス・ローゲン、
ジェームズ・フランコ、
リジー・キャプラン、
ランドール・パーク、
ダイアナ・バン他
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