今年2回目の「青クリの会」を6月7日(土)に開催します。
今までは60分の講演でしたが、
今回は90分としました。
できるだけ専門用語を使わずに、
ゆっくり、
わかりやすくお話ししたいと思っています。
着床障害も不育症も、
発育が止まる時期に違いがあるだけで、
いっしょのことです。
ただ、その時期により、
それぞれの原因には違いがありますが。
「卵(たね)が子宮内膜(つち)のなかで、
なぜ育たないのか」
をわかってもらえるように、
心身両面からお話しします。
子宮内膜(つち)の環境は、
あなた自身の心身両面からの状態により
影響を受けているからです。
まだ見ぬ赤ちゃんが
あなたの腕の中で
すやすや眠れますように。。。
ご希望の方は、
当院のホームページから
お申し込みください。
お待ちしています。
ブログの写真は、私が撮っています。
2008年5月より
不育症・着床障害専門クリニックとして開業し、
2009年2月より
ブログを書いています。
ブログを書き始めて6年目になりました。
その内容に少しでも合うような写真を撮っています。
何気なく見ている花であっても、
カメラを通してジイ~ッと見つめると、
その鮮やかな色に感動します。
真っ青な空、
ふわふわな白い雲、
5月の若葉の澄み切ったグリーン。
そんな風景を切り取っていると、
こころがやすらぎます。
こころが遊んでいる感じです。
不育症の方です。
遠くから、いつもご夫婦で来院されていました。
帰路の途中、
いつも神社でお祈りされていたそうです。
自然妊娠され、
当院での妊娠初期の治療の後、
47歳で、元気な男の子を出産されました。
いつもの神社に出産報告され、
その後、
3人でクリニックに来ていただきました。
大きな幸せと、
大きな可能性を運んできてくれました。
本当におめでとうございます。
旦那さんの仕事の都合で
海外生活を送られている患者さんが増加しています。
欧米の一般のクリニックでは、
一般的に妊娠6週ぐらいにならないと
超音波検査をしてくれません。
米国のある不育症専門クリニックでは、
初回料金(検査料込)が約50万円かかります。
以上のような事情もあるため、
海外在住の不育症患者さんが
よく来院されてきています。
そのなかでも、
アメリカの西海岸在住の方が、
妊娠と同時に一時帰国され、
実家(関東)から通院して、
当院で妊娠初期の治療を受け、
今回、3人目も無事にアメリカで出産されました。
本当に嬉しいお便りでした。
3人とも当院で治療させていただきましたので、
非常に感慨深いものがあります。
当院に受診される前は、
5回連続流産されており、
異国の地で、
どれほど心細かったかと思います。
残念な経験をたくさんしたことで、
今いる家族の大切さや深い結びつきを
感じられているそうです。
「母親になれない。
心がこわれてしまいそう。」
と、
精神的に追い詰められている方が
多くいらっしゃいます。
今度こそという気持ちと、
もうだめかもしれないという気持ちと、
気分の落差の大きな波のなかで、
それでも
前へ前へと
日々過ごされていることと思います。
具体的な医学情報についての不安なら、
いつでもメール相談してください。
ほとんど数日以内にご返事しています。
精神的な漠然とした不安については、
すぐには解決できません。
ただ、
不安は多少の差はありますが、
だれでも背負っています。
不安を意識しすぎると、
さらに不安になってしまいます。
ほどほどに生きていきましょう。
なんとかなります。
なんとかなるものです。
母親の母という言葉には、
何かを生み出す根源的な意味が隠されています。
母親になることはすごいことだと思います。
それを目指して、
多くの苦労に立ち向かっているあなたは、
すでに、
「亡くした小さな赤ちゃんたちの母親」
だと思います。
ブログNo.214でご紹介しました患者さんが
元気な女の子を出産されました。
40歳を過ぎてからの正常出産だったとのこと。
「親に、初孫を抱かせてあげられた。」
「夫に、自分の子供を抱かせてあげられた。」
と、喜びの声を聞いています。
今までの長い長い治療の過程で、
多くの小さな命と向きあってこられたのです。
たぶん、
その中で、
過剰な期待はしない。
自分にも、
小さな命にも、
ある意味、
冷静に
向き合っておられたように感じていました。
自分の運命をまずは受け入れ、
そのなかで、
がんばっているようにも思えました。
夢がかなって本当におめでとうございます。
日本の温泉法の基準の中で、
妊娠中(特に初期と後期)は入浴を避けるべき
とされていましたが、
今年(2014年)中に見直されるようです。
もともと明確な医学的根拠はなく、
俗説に基づいたものであったのかもしていません。
不育症、着床障害の方は、
嫌いでなければ、
半身浴程度なら
かえって良いのではないかと、
私は考えています。
注意点は
「入浴前後に十分な水分補給をする。」
「更衣室と浴室の温度差を少なくする。」
「高温浴(42℃以上)は避ける。」
です。
まずは身体を温める、
冷やさないことです。
流産されたとき、
赤ちゃんからのメッセージを聞けましたか?
がんばったお母さんへ
身体の奥底から伝わる
心からのメッセージがあったはずです。
「ここまで生きることができたのは
お母さんのおかげ」
という感謝のメッセージです。
わずかな時間であっても、
赤ちゃんは、
赤ちゃんの細胞は、
生きていたのです。
生きることができたのです。
あなたの子宮のなかで、
一心同体であったのです。
そう感じる温かい心が、
赤ちゃんからの贈り物かもしれませんね。
春の訪れ
ストレスは誰にでもあります。
その原因(ストレッサー)が
はっきりしている場合は、
ストレッサーを除去することが基本ですが、
でも、
なかなか困難な場合がほとんどですよね。
なくすことはできなくても、
まずは、
小さくしていかなければいけません。
そのためには、
よく言われている 「気分転換」 です。
「気分転換」の方法としては、
いろいろありますが、
基本的には、
「考え込まない時間」 を作ることだと思います。
考え込まない自分の時間。
何か満ち足りている時間。
大げさなものでなく、
日々の生活の中で、
必ずあると思います。
その時間を大切に、大切に。
その時間が
あなたの心に栄養を与えているのですから。
何事にもベストを尽くすのは心情です。
最善を求めるから、
ぎりぎりまで頑張れるのかもしれません。
人生には多くの挫折があり、
ときとして
自分のプライドが深く傷つくこともあります。
挫折、失敗、そして不安を克服するため、
人はベストを尽くし、一生懸命がんばります。
ただ、
完璧な結果を求めすぎると、
精神的に過剰な負担がかかり、
結局うまくいかないことが多いのです。
私見ですが、
人ができることには限りがあります。
最後は神様が決めることだと思います。
自分ができる範囲内で、
ベストを尽くし、
その結果に過剰に固執せず、
がんばっているあなた自身を
ほめてあげましょう。
あなたはがんばっているのですから。
応援しています。
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