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posted 2021-06-16 22:13
ドクター青木の不育症・着床障害ブログ
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Dr.Aoki
2021年3月、Natureという 信頼度の非常に高い医学誌に、 「胎盤には胎児に存在しない 染色体異常(モザイク現象)がある」 ことが報告されました。 (Nature 592, 80-85, 2021) 2020年1月より日本でも 臨床研究として行われている #PGT-A(着床前胚染色体異数性検査...
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posted 2020-11-30 21:36
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Dr.Aoki
移植前の胚の23対ある染色体の数を すべて調べるPGT-A検査が 始まっています。 高額な検査ですが、 胚の異常の有無について 染色体レベルで検査できます。 5日目胚盤胞の 総数約100個強の細胞の中の 胎盤になる外側の細胞約5個の 染色体の数をすべて調べる検査です。 注意点としては、 30%ぐらい...
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posted 2020-08-02 17:37
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Dr.Aoki
着床前胚染色体異数性検査(PGT-A) の検査を受ける利点がありそうな方は、 35歳以上であり、 経済的余裕があり、 (一つの受精卵の検査費用が約5~8万円) 5日目の胚盤胞まで数多く容易に育つ方 (一つの受精卵の染色体異常率が約70%ですから) と、思われます。 その出産成功率は 子宮内環境を正常...
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posted 2019-12-08 00:27
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Dr.Aoki
2018年の12月に先行研究 (対象は約80人) の途中結果が報告されましたが、 2020年1月から、 日本産婦人科学会に 体外受精施設として登録されている 約610の施設のうち、 参加希望により認可される予定の 数十か所の施設による臨床研究 (対象は少なくとも3500人) が開始されるようです。 ...
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posted 2018-02-15 00:06
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Dr.Aoki
着床前スクリーニングの有益性が 高いと考えられる対象は、 偶然的な胚の染色体異常が起こりやすい 40歳前後以上の方ですが、 40歳前後であるために、 容易に胚盤胞まで育てられず、 結局、 採卵から出産までの時間で考えると、 40歳前後の方にとって 着床前スクリーニングに それほどの有益性はない とい...
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posted 2017-03-27 17:13
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Dr.Aoki
日本でも先月、日産婦学会により、 PGSの臨床研究が開始されたことが 報告されました。 ヨーロッパの多くの国とアメリカでは 数年前より実際の臨床で行われています。 実際の臨床現場では、 できるだけ多くの卵子を採取して、 授精後、5日目の胚盤胞まで 培養できなければなりません。 約100~200個の細...
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posted 2014-07-24 03:34
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Dr.Aoki
私が不育症の研究を始めた約35年前は、 「流産は自然淘汰であり、、 流産の原因のほとんどは悪い卵のせいですよ。」 と、臨床現場では説明されていました。 同じことが、今、 体外受精・胚移植の臨床現場で、よく言われています。 「移植して育たないのは悪い卵のせいですよ。」 と。 流産の場合、 流産内容物の...