自宅最寄駅前の大きな書店が閉店しました。4フロアもあった充実の店舗でした。確かに普段から多くのお客さんでにぎわっていたかと言えばそうではありませんでした。どのフロアもチラホラと言ったところでしょうか。ちょうど戦国武将にはまっていたところで、本と書店について考えてみました。
大きな書店でないと購入できない本と言うと、種類の多い単行本や専門書、バックナンバー、そして私たちのような職業で最も必要とされる学参もの、あるいはかさばってとてもコンビニには置けないような付録付き商品ぐらいでしょうか。しかもネットで自宅にいても購入できる時代です。また電車に乗って最近よく見かける光景ですが、図書館のシールが貼られた本を読んでいる人も増えているように感じます。
どんどん廃刊に追い込まれる雑誌や年々発行部数が減少する新聞など、日本中から直に触れる「活字」がどんどん減っているような気がします。いわゆる「読み捨て」時代とも言うのでしょうか。
初めて本屋に入った時のことを思い出します。たくさんの本、あの独特の匂い、そして静寂がアカデミックな香りを漂わせていました。決して私語も許されないような雰囲気と頑固オヤジさんがとても印象的でした。
書店の存在は街の文化に通じるような特別の存在意義があるように思います。そんな書店がなくなるのはとても寂しい気がします。
これで地域住民の活字離れが加速しないことを祈るばかりです。そう言う自分もまた図書館に足を運ぶ時期かも知れません。子どもが幼かった頃以来でしょうか。
(ラッコ横山)
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