親離れ 序章 (福井)
Jul
2
立っていた私には、駅と隣接する赤松小学校の
下校風景が目にはいりました。
今日は降ったりやんだりのあいにくの天気
朝は一時晴れていたので傘を持たないで
濡れて帰る生徒もいるようです。
雨の日の下校風景、
思い出す1場面があります。
入学間もない1年生の息子に傘を届けにいきました。
下駄箱に傘を下げ、帰ろうとした私に
「もう少しで終わりだから待ってましょうよ。」
と知り合いの父兄が声をかけてくれました。
立ち話している私達めがけて
終わりの会が終わって子どもたちが
いっせいに飛び出してきました。
息子と目が合いましたが、彼は傘を持ち
友達とじゃれ合いながら
私の横を通り過ぎていきました。
肩透かしにあったようで
息子と友達が仲良く傘に入っている様子を
数メートル後で見ながら
私も家に戻りました。
友達と別れ
自宅への横路に入った所で
息子が待っていました。
最初の言葉をかけあぐんでいる私に
「A君のママは仕事をしていて雨でも迎えに来ないんだって。」
と、一言。
息子には、彼なりの配慮や事情があるのだとわかった私。
親離れ、子離れの始まりでした。
福井