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先日、春が待ち切れなくて、府中市にある「郷土の森」に梅の花を見に行ってきました。ここには60種、約1100本の梅が植えられていて、長い間いろいろな梅の花と香りを楽しむことができます。ところが、昨年と同じ時期に行ったのですが、その時と比べてみると今年の方が咲き始めが遅く、まだ2〜3分しか咲いていませんでした。そのため、一番の楽しみにしていた梅の花の香りもまだわずかしかかぐことができませんでした。
風はあまりなかったのですが気温は低く、園内の茶屋で焼きたての団子と甘酒を飲んでやっと一息つくといった状況でした。実はこれが二番目に楽しみにしていたもので、こちらの方は満足できました。昨年は2月14日には春一番が吹いていました。しかし2月20過ぎにその冬の最低気温を記録するなどと変則的な冬でしたが、今年は春の訪れはもっと遅いようです。
郷土の森にはプラネタリウムもあります。そこには星に関する数々のデモンストレーションも備え付けられていて、星に興味を持たせてくれるようになっています。メインのプラネタリウムでは、今日は「銀河鉄道」というタイトルのものが上映されていました。ここでは、今頃見えている星座を中心にいろいろな星の話を説明してくれた後、テーマ物の上映をするという形式を取っており、小さな子供でも充分に楽しめるはずです。
園内は広々としており、梅の木の他に福寿草や水仙といった植物も沢山植えられています。また、ここで取れた梅の製品も数多く販売されていたり、その他に水車や古民家といった展示物も盛り沢山で、一度は子供を連れて行ってみてもらいたいスポットの1つだと思います。
鉢植えの梅も負けじと七分咲き(昨年行った時に作りました)
カーネル笠井
ずい分と前のことですが、ある2月の日曜日の早朝、以前住んでいた吉祥寺から千歳烏山に向かうバスの中にいました。何の変哲もない晴れた日曜日でした。暖かいバスの中でついうとうとと眠りかけていたとき、そのバスが突然急ブレーキをかけて停車したのです。何か事故でも起きたのかと思いバスの前方を見たところ、前面のガラスは真っ白にくもっていて何も見えませんでした。そして横の窓ガラスも真っ白になっていて、手でふいてもそのくもりは取れませんでした。まるでバス全体が厚い雲の中にでも入ってしまったようでした。周りの乗客達もざわめき始めたとき、運転手がワイパーを動かしました。すると前面のガラスのくもりはきれいに取れ、そこから見える景色はさっきと同じ何の変哲もない晴れた景色でした。冬のこの時期、窓ガラスがくもるのは必ず暖かい内側の方です。ところがこのときはバスの外側が一瞬にしてくもってしまったのです。
少し考えてようやく謎が解けました。バスの内部よりも暖かくてしめった風の中にバスが入ったからなのです。そう、春一番の風だったのです。さっきまでは周りの空気よりも暖かいバスの窓ガラスでしたが、この春一番の風よりはずっと冷たかったため、暖かい風に含まれていた水蒸気がこの窓ガラスによって冷やされて水滴になって窓ガラスについたのです。生涯まだたった1回だけの経験ですが、不思議なことってあるものですね。
ここにきて、真冬に逆もどりしたような寒い日が続いています。春一番が本当に待ち遠しいですね。
カーネル笠井
今日は久しぶりに渋谷を通り、時々立ち寄るお蕎麦屋さんへ入りました。すると、私立小学校に通う男の子を連れたお母さんが店に入ってきました。しかし、男の子は何も食べず、テーブルに突っ伏し、いつの間にか眠ってしまったのです。その間、あなたが遅くまで起きているからとか、言ったのに聞かないからとか、何か友達同士のようなせりふを男の子に浴びせてながらも、もくもくと蕎麦をすするお母さん。周りのお客さんもちょっと不思議な様子で見ていました。
それから自由が丘を経由して上野毛に。今度は自由が丘駅の階段。お母さんがとても怖い表情で子どもの手を強引にひっぱり階段を上ってきます。手を引かれる子どもは下を向いてうつむいたまま。きっとお母さんに叱られたのでしょう。足取りも重く辛そうでした。周りの雰囲気もちょっと重くさせてしまいます。
疲れている子ども達が多いのでしょうか。しかも遊び疲れのようにすがすがしい疲れではなく、勉強や習い事、あるいは塾通いで肉体的・精神的に疲れているのかも知れません。
ラッコ横山
中学受験が終わったら、2週間は存分に遊ぶよう子ども達に言ってあります。・・・存分にです。
ところが、一週間もしないうちに教室へ顔を出すものです。結局、この受験を通して学習習慣がしっかりと身についたのです。だから、毎日計算や漢字、授業の予復習をしないと落ち着かなくなったのでしょう。
面白いものです。こうして子ども達は幼い小学生の遊びを卒業し、中学生に成長していくのです。
それまでは、存分に遊ばせてください。すぐに気がつくはずです。
ラッコ横山
人の出会いもご縁が大きく影響するものですが、学校選びや進学もご縁が大事です。どうしても一番行きたかった学校には残念ながらご縁をいただけなかったとしても、他にご縁をいただいた学校とは、何か特別の意味があるものです。
中学受験は人生の上では通過点であって終着点ではありません。そしてその選択肢はざまざまです。もちろん第一志望の学校に進学する子もいれば第三志望、第四志望の学校に進学する子もいます。そしていずれの場合も志望校に変わりはありません。
中学受験に限ったことではありませんが、人生において何度かのクロスポイントがあります。この時、人は真剣に自分の人生を見つめます。実はこれが生きる肥やしになるものです。そう何度も通過するものでもありませんから、クロスポイントに差し掛かった時は、その機会を大切に見つめてほしいと思います。
人生の岐路、そしてご縁を大切にしたいものです。
ラッコ横山
首都圏の中学入試は
9日の公立中高一貫校の発表と一部を残し
ほぼ終わりました。
合格が成功で
不合格が失敗でしょうか。
受験は何処で学ぶかを選ぶものです。
学ぶのはこれから、
結果をいかすのはこれからです。
そして、今回は不合格だったとしても
蓄えた力がなくなった訳ではありません。
胸をはって新たな目標を持ちましょう。
喜びに酔いしれる胸も
リベンジを誓う胸も
前を向いているのですから。
福井
受験も1日、2日そして3日、4日と続くと、子ども達よりも私たち大人の方が先にばててしまいます。朝起きるのが辛くなったり、受験会場へ行く電車の中でついウトウトしてしまうものです。
ところが、子ども達はしっかりと連日入試問題に挑み、そして見事合格を勝ち取っていくわけですから、その精神力と集中力は大人以上かも知れません。
しかし、それはまだまだ経験が少ないために、自分の体をうまくコントロールする術を習得していないことも影響しています。つまり、極度の無理がたたると一挙につぶれてしまう危険と隣り合わせなのです。
中学受験に挑む子ども達は間違いなく疲れが出ています。上手に勉強と運動のバランスを図って過ごしましょう。体を動かして汗をかくことを週に一度以上は確保したいものです。くれぐれもどちらかに偏らないことです。
ラッコ横山
今朝は中学受験の応援と大学受験の応援の掛け持ちでした。中学受験では親子二人三脚、ご両親の送迎が多く、またマスコミ報道でもおなじみの校門前塾の応援もたくさんで、異様な光景でもあります。
ところが、大学受験となるとほぼ9割近くが受験生だけの入試風景で、応援する予備校・塾もちらほら、受験生が淡々と試験会場に入場していきます。
今日も朝から多くの受験生が合格を目指して挑んでいます。朝は9時から都心でも霰が降りました。まるで受験生を応援しているかのように、さっとやみました。
ラッコ横山
中学受験では、「不合格」という借りを作ったら、必ずその借りを返さないとなりません。そう、「不合格」を「合格」で返すことが中学受験におけるリベンジマッチなのです。そして人としての大きな成長につながります。
これを実現するためには、なんと言っても「不合格」を悔しいと実感することです。まずは悔しさをたくさんの涙でしっかりと流しましょう。流す涙の分だけ気持ちの切り替えができます。悔しさをばねに次の戦いに挑む勇気を確かめましょう。
さあ、1日、2日で借りを作った人は、明日からのリベンジマッチでしっかりと「合格」で返していきましょう。それが中学受験に限らない長い人生での大切な経験です。
悔いの残らない受験を目指しましょう。
ラッコ横山
今日本番を終えた生徒達はどんな気持ちでいるでしょうか
思いを馳せます。
十数年前の我家の受験生は気持ちをふさいでいました。
算数で大きな計算ミスをしたそうです。
休み時間に仲間と答え合わせをしてそれがわかり
後のテストはよく覚えてないと言っていました。
その後二日間は大不調。
その時見てくださっていた先生から
「さあ、そろそろ練習は終わりにして本気でいこう」と声を掛けられました。
私には、「これで終わる子じゃありませんよ」と言ってくださいました。
そう、前に進むしかないのです。
さあ、好調なスタートがきれたら、その調子で。
いまひとつだったら、最後の1分1秒まで大切にあきらめないで。
二度とこない時間の主人公は自分自身です。
福井
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