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四季織々〜景望綴

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全てを与えるこころ・・・『黒ねこのおきゃくさま』

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全てを与えるこころ・・・『黒ね...
そろそろ、雪に変わりそうです。
クリスマスの鈴の音も遠くから聞こえてくるようです。

クリスマスの本ではないけれど、まず連想するのは『黒ねこのおきゃくさま』です。
ルース エインズワース (著) 荒 このみ (翻訳) 山内 ふじ江 (絵)
福音館書店

ある土曜日の嵐の晩、貧しいひとり暮らしのおじいさんのもとに、一ぴきの黒ねこがやってきました。やせ細り、びしょぬれになってふるえている黒ねこを哀れに思ったおじいさんは、わずかばかりのミルクとパンを全て与え、さらには土曜日の晩だけ食べるとっておきの羊の肉までやってしまいます。震える黒ねこに残っていた薪を全て暖炉にくべてあたためてやるのでした。翌朝、黒ねこは「おじいさん、どうしてわたしをおいだしてしまわなかったのですか」と言い残して去っていきました。
そして、奇跡は起こったのでした……。

全てを与えるこころ・・・『マローンおばさん』のおじいさん版です。

わたしには、できないことですが憧れます。



<鴛鴦夫婦>語源は愛し鳥(おしどり)
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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Toshiaki Nomura
Commented by Toshiaki Nomura
Posted at 2008-12-04 23:44

貧しいおじいさんまでいかないですが、

黒猫は来ないなぁ・・・。

中途半端なのには来ないんでしょうね・・・。
やはり厳しいですよね。

どんな軌跡が起こったのかなぁ・・・。

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keimi
Commented by keimi
Posted at 2008-12-05 10:20

自分の持っているもの全てを与え尽くさなければ、奇跡は起こらないのです・・・


おじいさんに起こった奇跡は、いつも温かい食べ物が用意され、薪は減ることがなく積まれ・・・そして何よりも嬉しかったのは、姿が見えなくとも黒ねこが傍にいてくれる気配がすることでした。

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keimi
Commented by keimi
Posted at 2008-12-05 01:23

晴れ間が覗いたと思うと、暗い雲が広がり、凍った雨の降る目まぐるしい一日となりました。

気温はだんだんと下がり、7℃です。
土・日は、雪マークが付いています。
旅に出ていた冬が再び帰って来ました。

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